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氷見支部

本田 隆慎 会員

本田 隆慎(2014年入会・氷見支部

本田 隆慎
弁護士法人本田総合法律事務所 代表弁護士

〒933-0912 高岡市丸の内2番5号 アールワン丸の内ビル4階

TEL: 0766-73-2571 / FAX: 0766-73-2576

業種: 法律事務全般

「生まれ育った地域に貢献したい、自分に何ができるだろう?」からのスタート

事務局が企業訪問してきました

富山同友会青年部には40歳までの若き経営者、次世代を担う後継者や幹部社員の方が所属されています。
「同友会の青年部ってどんな活動をしているの?」「どんな人たちが参加しているの?」という質問にお答えして、青年部会で活躍されるリーダー達をご紹介していきたいと思います!

弁護士事務所を経営する、本田隆慎さん(弁護士法人本田総合法律事務所 代表弁護士/青年部会/氷見支部)。氷見の駅前で開業され、現在は高岡市丸の内にオフィスを構えていらっしゃいます。

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「生まれ育った地域に貢献したい、自分に何ができるだろう?」からのスタート

実は、小さい頃から法律家になろうという志があったわけではありません。高校は理数科だったのですが、進路については高校3年生になってもずっと悩んでいました。というのも、将来の絵が全く描けなかったんです。

ですが、生まれ育った地域に対して何か貢献したいという、漠然とした思いだけはありました。弁護士になって地元で開業することができたら、少しは貢献できるだろうかと思い、一念発起、大学で法律を学ぶことに決めました。

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大学卒業後、大阪の弁護士事務所で経験を積み、富山に戻り、28歳の時に氷見で開業しました。

もともと独立開業が夢でしたが、父はサラリーマンですし、親戚関係にも弁護士はおりません。ましてや開業して経営者になるなんていうのは、全く想像のつかない人生で、そういう面での不安はありました。

開業準備の時、中学⾼校時代の同級⽣のお父さんが弁護⼠で、色々とアドバイスをいただき、とても心強かったのを覚えています。

弁護士というお仕事の魅力とは?

弁護士はお話することが仕事です。なので、必然的に高いコミュニケーション能力が求められますし、説得力がなければ務まりません。人は誰しも思いがけないトラブルにあうと、ついつい感情的になってしまうものです。そんな時、依頼者の話を整理し、これからの選択肢をわかりやすく伝えるところから私達の仕事が始まります。

裁判において、もうだめだろうと思える状況から勝利を勝ち取ったときなど、依頼者の方と一緒に喜びをわかちあえる瞬間は何物にも代え難いです。私達の仕事はサービス業なので、形のないものに価値を創り出すのはとても難しいことではありますが、そこが逆にやりがいでもあります。

あえて組織化を目指した理由、立ちはだかる壁を乗り越えて

現在は交通事故にまつわる相談が中心です。士業には色々と広告規制があるため表現に気をつけなければならないのですが、これからはやはり自分達の得意分野を見つけて差別化を図ることが大切だと考えています。

ホームページを作ったり、色々な勉強会に参加したり、人と人とのつながりで少しづつお仕事をいただけるようになりました。同友会に入会したのもそのようなご縁です。開業した同年5月に入会しました。

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社員を雇おうと思ったきっかけはまさに同友会です。それまで、固定費はなるべく増やしたくありませんでしたし、細かい事務作業は外注に出して、なんとか1人でやっていけていました。言い換えれば、1人で困ることは特に何も無かったんです。

しかし、同友会に入会し、例会に参加して色んな方の経営体験報告を聞いているうち、「経費という面では固定費増だけど、みんなと同じように、社員との関係性で悩んでみたいな」という、表現が難しいですが、一種の憧れのようなものが私の中に芽生えました。

ですが、いざ人を雇うとなるとかなりの抵抗感があって、躊躇していました。自分にはまだまだハードルが高いんじゃないかと思って。「毎月の給料を払っていけるのかな...このままでもやっていけてるのに...でも...」と自問自答を繰り返しながらも、「やっぱり会社組織にしていきたい!」と覚悟を決め、雇用に挑戦することにしました。

2015年の5月に最初の事務員さんが入社して下さいました。同年9月に2人目、2016年6月に3人目を雇用することができ、現在は最初に入社した方が産休に入っています。

弊社で働いてくださっている方は、皆さん法律事務所未経験の方ばかりですが、面接時に「わからないことは自分で調べてもらうという方針ですが、大丈夫ですか?」とあえてハードルの高い質問をしても「大丈夫です」と言って下さった、非常に向上心の高い方ばかりです。

次の目標は、弁護士採用です!

経営指針創る会を受講し、事業領域が明確に

2016年に経営指針を創る会を受講し、事業領域の部分、「顧客とは誰か」が明確になったことが私にとって非常に大きいです。

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相談にこられる方の中には、「恨みをはらしたい」「相手をやりこめたい」という思いをもっていらっしゃる方も少なからずおられます。そういう時、自分自身の中で葛藤が起こり、ずっと悩んでいました。

経営指針を創る会で頂いた、色々な方からの助言をもとに「私にできる最善のことはなんだろう」と考え続けるうち、「依頼者の心にけじめをつけること」ではないかと思えるようになりました。そうすると不思議なことに、「今の状況に少しでも区切りをつけて前を向きたいから、力を貸してほしい」と相談に来てくださる方が増えてきました。依頼者さんと同じ方向を向いて仕事ができるようになってきたことで、自分自身、そして会社としても一歩前進できたように感じています。

ですが、せっかく創った経営指針書なのに、実はまだ全社員に対し発表出来ていません。事務局長とは今後の方向性についてもしっかりと話しができているのですが...うーん...直近の課題ですね。

これからの会社づくりについて

事務局長が1人だけ男性で、あとはみんな女性です。事務局長は実は中学校の同級生で、そういう意味でもコミュニケーションは非常に取りやすいです。

社員に対しては、私はどちらかというと方向性だけ示して、あとはよろしく!と任せてしまうタイプです。任せた仕事で、もしミスをしてしまっても、そのミスから学んでもらいたいと思っているからです。この考え方は、昨年の経営研究フォーラムで分科会報告された、奈良同友会の中野愛一郎さんから学びました。私も含めて社員の成長には"オンジョブ"と"オフジョブ"のバランスが大切で、みんなが安心して成長できるしっかりとした組織にしていきたいと考えています。

昨年、初めて夢づくりフェスタに出展しました。同友会会員の皆さんに、私たちがどんな仕事をしているのかを知ってもらえたことが一番の成果です。それに、「本田さんって経営指針を創る会ではなんか飄々としていたけど、やっと本田さんの人柄がわかった」とも言ってもらえました(笑)

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これからは自分の得意分野をもつ弁護士を育て、「本田総合法律事務所の弁護士に頼みたい!」と言われる事務所になっていきたいです。富山県という自分が生まれ育った地域に対して元気がないと言われるのは嫌なんです。やっぱり商売が活性化してこそ地域が活性化すると思いますので、私ももっともっと頑張らないと!
(訪問日:2019年2月12日(火 )文:事務局 河崎)
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