同友会ニュース−企業訪問

女性らしさは人間らしさ。こころ配りが経営を変える

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【キラキラ輝く富山の女性シリーズ(1)】

(株)北陸ハウステック 代表取締役 島 幸美会員(呉西支部)

        インタビュー:谷井 太会員(城北支部 情報化推進本部委員)
            撮影:中山大介会員(呉西支部 情報化推進本部委員)

これからは男性も女性的感性が必要だと言われますが?

 当社の主力である住宅リフォームは、新築と違い、生活しながらの工事になります。
いうなれば家庭内引っ越しのようなもので、家を預かる女性にとってはとても大変です。職人さんが絶えず出入りしたり、ほこりが舞ったりと気になることがたくさん出てきます。そんな気持ちを理解し、女性らしい細やかな気づかい心配りを意識しているとお客様から感謝の言葉をいただくことがあります。
例えば台所。モノが溢れていますが、「この際、不要なものは捨てましょうよ」とか「ここはこんな風に整理したらどうでしょうね」と一緒になって考え、こちらの思いをお伝えすると、「気を使ってくれてありがたかった」、「対応が早くてよかったよ」と言っていただけます。
これは業界を問わずどんな仕事にも当てはまることだと思います。

女性3人で会社を立ち上げられたとか?

 大手アルミメーカーに就職して営業部、物流部、エクステリア事業部などを経験したのち、32歳で新しい管理システム導入を推進する部署の課長を任されました。当時はウィンドウズの黎明期で、自分自身も知識がなく勉強しながら各地を飛び回りました。5年間携わりましたが、このことが今でも大きな自信になっています。
 その後、「営業をやりたい」と自己申告し、系列リフォーム会社に異動。最初のうちは慣れずに苦労しましたが、やるうちに営業の面白さがわかってきて、「営業は自分の天職!」だと思うまでになりました。

 ところが会社を取り巻く外部環境が変わり、売上はあっても赤字体質から脱却できない、やってもやっても報われないという事態になりました。その当時、改革方法について他のスタッフとどれだけ話し合ったかわかりません。なんとか踏ん張ろうともがきましたが次第に人間関係にも疲れ、結局退職することになりました。

 退職という形で会社を裏切ってしまったという思いもあり、それから全く畑違いの会社に就職しました。最初は店舗オープン時と重なり忙しかったのですが、だんだん落ち着いてくると時間を持て余し気味になります。天気のいい日などは「店の中でじっとしているのは私の性に合わない!!」などと思っていました。
そんな時、前の会社で仕事をさせていただいたお客様から「あなたもいないし、どこにお願いすればいいの?」という電話をもらいました。さらに、知り合いの経営者から「あなたがやる気なら出資するから会社を興さないか?」という誘いも受けました。

 しばらく悩みましたが、前の会社で同僚だった田中さん(現取締役営業部長)と一緒に会社を興すことを決意し、新たに採用した1名を加えて女性3人で衙摸Ε魯Ε好謄奪を設立しました。もうその頃には前の会社は業務停止状態でしたので、これまで仕事をさせてもらったお客様に会社設立の案内を送ったところ、けっこう反応があり仕事をさせてもらいました。  2

同友会入会の経緯は?最初は飲み会だけ参加するつもりだったとか

 同友会入会は2007年の4月、推薦者は近江副代表理事(螢侫ー・シーズン・ズ となみ野支部)です。会社設立が同年の2月ですから会社と同友会での歴史はほとんど同じです。もともと出資してくれた方と近江さんが同級生という縁で、8番らーめんの店舗工事の仕事を紹介してもらいました。図面もらって見積もりしてあっという間に契約で驚きましたが、その折、近江さんから「じゃぁ同友会に入会してね」と満面の笑顔で言われ、考える間もなく「入ります」と答えたのが運のツキ(笑) でも勉強するのがきらいだったので懇親会だけ出るつもりでいました。ですから同友会デビューは砺波ロイヤルホテルでの忘年会(笑) それから熱心に誘われたこともあって支部例会にも参加するようになり、だんだんグループ討論が楽しく感じてきて、「いい会だな〜」と思うようになりました。

経営指針成文化に取り組んで何が変わりましたか?

 真面目に参加して支部幹事になったちょうど同じタイミングにリーマンショックで売上が落ち込みました。もともと会社設立1〜2年は多少の赤字は想定内でしたが、この時は想像をはるかに超えていました。

何か変えなくては!もっと情勢や外部環境を学ばなくては!との思いで、2009年に呉西支部の経営理念塾を、翌2010年には県の第16期経営指針を創る会を受講しました。厳しい半年間でしたが、受講する中で、自分にとって当たり前だと思っていたことが本当の自社の価値だと気付けたし、以前からの思い『清く、正しく、美しく』の大切さを再確認することが出来ました。

 不思議なもので思いが固まると行動が生まれ、周りからいい情報が入ってくるものです。事務所移転も同じ呉西支部の堀会員からの紹介でしたし、カルチャースクール立ち上げもそうでした。さらに社員との関係も改めて考えてみると、サラリーマン時代の自分はやはり上(社長・上司)を見て仕事をしていました。上の期待に応えたいと思っていました。それは今の会社の社員も同じなんです。トップの仕事に対する姿勢、つまり自分の背中を見ている、という緊張感を絶えず持っていたいと思います。
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今年度から呉西支部長に就任されましたが、支部と自社の今後の目標は?

 とても重責ですが反面やりがいもあります。もしうまくいかなければ全て支部長である自分の責任だと割り切れるから逆にすっきりしています。これからは地区会を重視し、会員同士の顔が見える活動をどんどん展開していきたいですね。呉西支部は現役員はもちろんですが、歴代の支部長がしっかりバックアップしてくれるから心強いです。
 会社の目標は、やはり創業からの思いである、「会社に関わる全ての人のがんばりが報われる会社」にすることです。まだまだやることはたくさんありますが、同友会と会社を両輪にしてがんばります!

2017年富山で開催する女性経営者全国交流会の実行委員長にも就任されましたね?

 春から本格的に準備がスタートしました。この先10年を見通したとき、2年後の交流会はあくまで中間地点だと捉えています。単なるイベントと考えず、携わる人それぞれがキラキラ輝くこと、そして次のステージに向かって進めるようにしたいですね。女性ならではの気くばり、気づかい、おもてなしの心で、参加した方に元気を提供できる交流会を目指しています。

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