同友会ニュース−活動報告

第26回経営研究フォーラム特集 分科会編

第1分科会【経営指針の実践】

 1 経営指針の実践から誇りのもてる企業を創る
〜 経営指針・採用・共育の実践がもたらす仕事づくり 〜
報告者:栗田美和子 氏 螢リタエイムデリカ 代表取締役


 富山・東京の両同友会会員である栗田さんより、経営指針の実践について報告いただきました。会社存続のため業態変更を行った際、利益確保に追われ、危機的人材不足に悩みますが、そんな時東京同友会で経営指針に出会いました。自らが参加するだけでなく幹部社員も一緒に指針成文化に関わりはじめることで、少しずつ会社が変わっていきました。
 栗田さんは常に危機感を持ちながら、多角的な経営分析を行うことで数字を的確に捉え、次の一手を打ち続けています。そして、会社をパワフルに引っ張るリーダーシップの裏には、女性らしい細やかな気配りと部下を信頼する優しさを感じました。自分に無いものばかりで、何か一つでも真似たいと痛感させられる報告でした。
 また、グループ討論では、参加者の熱い想いが伝わってきました。互いに悩みや問題点を様々な角度から聴いて、話し合うことができ、大変参考になりました。
経営理念は社員さんの行動指針ではなく、経営者の宣言である事を改めて思い知り、それを基に社員さんに何をすれば良いかを考えてもらえる様な環境を作る事が、今後の実践課題だと感じます。                  記録/畠山まみ(呉西)

第2分科会【付加価値を高める】

 2 オープンイノベーションによる異業種連携で市場依存から市場創造へ
〜顧客を知る、強みを活かす、連携先と強みを活かし合う〜
  講 師:内田康郎 氏 富山大学経済学部 教授


 第2分科会は『付加価値を高める』より、富山大学経済学部内田教授を報告者に『オープンイノベーション』とは何かを学ぶ機会をいただきました。大きなテーマゆえ今回はこれを連携と捉え、重要点を内田先生の説明ののち、松井会員(新川支部)の事例で顧客連携の取組みから、価格はなく顧客を知ることで勝負する企業である、と理解できました。私達は、顧客に提供するばかりで顧客を知る事が不足している?事を考える機会をいただきました。   
 続いて、ある会社の事例より『企業連携』に取り組む上で大切である三つの事、確実性を創る互恵関係(連携するもの全てがメリットを受ける仕組み)、継続させるための信頼性向上(連携相手が関心を持つ自社の特長)、収益性(自社利益を確保する仕組み)を学びました。
座長より、「これは明日からいきなり変わるものではなく今回が皆様の同友会らしい連携を考えるきっかけになればとの思いです。これを見据えて先の五年を実践していきましょう。」とまとめていただきました。             記録/志村仁朗(城北)

第3分科会【人材の採用と育成】

 3 社長! あなたは何を教え、何を共有しますか?
〜社員が人間らしく生きるために〜
報告者:永森裕章 氏 螢献紂璽廛薀后‖緝充萃役社長


 第3分科会では永森氏が報告者として螢献紂璽廛薀垢量鷸綾叔に渡る変化を報告いただきました。経営指針を毎年更新しながら、戦略に基づいて社員や協力会社、お客様を巻き込み、社長自らのファンと、そんな社長を支える会社(社員)のファンを愚直に増やしてきた道程を感じることができました。この過程こそが実践であると思います。また、新入社員の教育についても、一方的に指導するのではなく、見守る姿勢、経営者として忍耐が必要なことを今回の報告から実感しました。
 その後のグループ討論では、それぞれの感想や、現在の人材についての課題を出し合い、お互いの今後の具体的な取組みについて意見交換を行いました。
社長の覚悟の深さが問われている。そんな事を深く感じた分科会となりました。                 記録/布村仁志(城南)

第4分科会【事業承継】

 4        事業承継 〜継がなくてはいけないものは何?
   〜円滑な事業承継の第一歩は、コミュニケーションから?!〜
    パネリスト 米田大樹 氏 米田木材蝓ー萃役統括本部長
     々   桑山知子 氏 富山データー機器サービス蝓‖緝充萃役
     々    内山彰博 氏 蠧盪垣差 代表取締社長


 第4分科会は「事業継承〜継がなくてはいけないものは何?」と題して、三人のパネリストに報告いただきました。
 これから継ぐ米田大樹氏は、幼少の頃から自然に事業承継を受け止め、父である社長と自分の方向性が合致した時に承継が見えてくるのではないかという現在の思いや、会社を継ぎ、社員を引き継ぐには理念・指針を自分なりに追求し、自分のものにしていく決意を話されました。
 継いで一年の桑山知子氏は、経営指針の作成をきっかけに事業承継に対する意識が明確化。本気の決意から一年が経過。学びと実践から視座を高め、‖臉擇砲靴覆韻譴个覆蕕覆い發里鯊臉擇砲垢覯礎祐僉↓感謝、I要とされる言葉の意味を継いでいく想いを話されました。
 継いで三年の内山彰博氏は、会社に入社した時点から覚悟はしていたが、責任の重さや景気低迷の中での事業承継に悶々とする日々。部署の改善発表をする社員の姿に感動し、「社員にとって働きやすい環境づくり」「社員と共に頑張ろう」という考え方に変化。〜篭伴圓了廚い簍念・スローガン、石碑の言葉の意味を大切にしながらの承継を話されました。
グループ討論では「継ぎたいもの、継がせたいものは何ですか?」、「事業承継での問題・課題・迷っていることは何ですか?」をテーマに、リアルで白熱した討論が飛び交いました。事業承継は単なる引き継ぎではなく、古き良きものを守りながら、時代のニーズやウォンツを創造し、新しいものを創作する承継が求められていくことを感じました。
記録/松原智恵(新川)

第5分科会【元気な地域づくり】

 5 南砺市の未来の姿を語ります!
〜中小企業・小規模事業者振興条例を策定、その意図は?〜

        基調報告 田中幹夫 氏 南砺市 市長 
       パネリスト 山崎正治 氏 南砺市 エコビレッジアドバイザー
          々   近江 清 氏 螢侫ー・シーズン・ズ 代表取締役


 第5分科会は、県内市町村初の「中小企業・小規模事業者振興条例」が、平成二十七年四月一日に施行された、南砺市田中市長の基調講演で始まりました。「南砺幸せなまちづくり総合戦略」の内容やエコノミックガーデニング・エコビレッジ構想など、人口減少社会突入の今、次世代に何を残すか?南砺市の未来を熱く語っていただきました。その後、パネリストの山崎さんから、地域の現状と課題を問題提起いただき、パネルディスカッションにはいりました。立場の異なる三名のパネリストの熱い思いと実践報告を受け、グループ討論では、十市町村から参加の行政の皆さんとともに、持続可能なまちづくりについて活発に討論しました。

参加者の感想から
・田中市長の経営者的発想と行動力で「やりたい」ことが「できる」まちづくりは、自分のまちでもできる気がする。南砺市の事例は、今の日本、特に地方が抱えている重要なポイント・道標のようにずっしりと伝わった。個人の力は微力だが、いろんな方と連携して楽しく幸せに暮らせる地域づくりに頑張りましょう。
・普段、話す機会のない経営者の話を聞くことが出来、大変勉強になった、今後の参考にしたい。
・経営者は積極的に街づくりに参画すべき(企業経営と同じ)。先輩方の参画の話に、大変刺激を受けた。  
記録/大西立修(となみ野)

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