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となみ野支部

行ってみなきゃわかんない!となみ野ビジネス交流委員会海外研修旅行INベトナムその2

(17/11/20)

マスオカ記念写真.jpg

となみ野ビジネス交流委員会の毎年恒例の海外研修旅行、今回はベトナム最大の都市ホーチミン市に向かい現地に根を下ろす県内外の企業を視察してきました。今回はその第二弾の記事です。

朝.jpg

グットモーニングベトナム!3日目は企業訪問の一日!入国前に調べた天気では滞在3日間は雨模様と予想されていましたが滞在中は参加者の日頃の行いが良かったからか?最終日の午後以外は良い天気に恵まれました。(写真はホテルの部屋から眺めた朝のホーチミンの街並み)

朝食後、ホテルのロビーに集合、またバイクの車列をすり抜ける様に一路最初の見学先である㈱マスオカさんに向かいます、ホーチミン市の中心部から車で40分ほど南下したところにある工業団地の一角にあります。

マスオカ1.jpgマスオカ工場.jpg

マスオカさんでは現地で製作した製品(金型)を海外に輸出しております、事務員と工場作業員は全てベトナム人であり支配人の桃井さんのみ日本人として駐在しているそうです。桃井さんいわくベトナム人の方々はもともとスキルが高く非常にまじめで仕事に対する学習意欲も旺盛、給与に対する要求も当然あるが意外にも給与以上に彼らは社員への福利厚生の面を最も重視するそうで昼食のお弁当の中身をもっと良くしてほしい、社員旅行に連れてってと言う要求があったりして今年初めて会社の慰安旅行(2泊3日で海水浴)を実施したところ社員さんは皆自分の家族を連れてやって来て大変喜んでくれた事、また給与以外の福利厚生を重視しないと簡単に労働争議に発展しかねないそうで、最近ではベトナムに進出した韓国中国の企業で社員への虐待や事故が遠因の労働争議が度々起きているとの事でしたが幸いにも日本企業でそうした騒ぎはあまり起きていないとの事でした。

人材の募集に関しては特に困ることはなく、日本の様にハローワークや求人情報誌はないので工場の門に募集の紙を貼っておけば大抵募集人数分集まるとの事でした。

最後に桃井支配人に服部委員長から故郷の味を贈呈IMG_0786.jpg

マスオカさんを後にして工業団地から離れた再開発地域のレストランで早めの昼食。昨晩のベトナム料理のディナーでパクチーの洗礼を受けた視察団ですが、昼食のレストランでもパクチー春巻と戦います、視察中なので沢山ビールを飲んで流し込む訳にもいきません(^^;

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昼食が終わってから次の見学先である株式会社アイデンさんに向かいますがいきなり原因不明の渋滞に巻き込まれ全く動かない時間が30分ほど、そんな渋滞の中現地の人達は商魂たくましく渋滞の車列の中をバイクで回りながらパンや飲み物を販売して回っていたり道端に勝手に店を作って夫婦で商売をしたりしてやりたい放題。結局渋滞も自然解消して途中迷子になりながらアイデンさん到着しました。

アイデン工場2.jpgアイデン工場1.jpg

株式会社アイデンさんは金沢市に本社のある主に産業用ロボットを制御する機械を製造している会社で、ベトナムで組み立て製造している制御盤は一旦日本に送られその後中国に輸出されるそうです。社長の池内保朗さんは現在日本とベトナムを月に何度も往復するそうです。

もともとベトナムに進出したきっかけは研修生を金沢の本社に招聘したことで3年間の研修生期間が終わればベトナムに帰さなければならないがアイデンで学んだ技術やスキルをベトナムで生かす事ができない(市場が無い)、ならばベトナムに雇用の場を設けようと組立工場を設立したそうです。アイデンさんで働いている工員さんもまた仕事に対する学習意欲や取組みが素晴らしく難しい制御盤の組み立てや配線のつなぎ方など直ぐ覚えてくれるので助かるとの事、基本的にベトナムで販売しない製品の輸出や工場の設置は税金がかからないし工場用地はフェンスで囲った治外法権?的な扱いである、現在ベトナム工場の業績は大変好調で現在の工場では大変手狭で新しい工場用地を探してはいるもののベトナムへの企業進出が我先にの様相を呈している現状では用地確保もままならぬといった状況だそうです。

記念撮影.jpg

また今回アイデンさんを紹介していただいたベトナムと日本の人材の橋渡し役となっているオレオウ・ベトナム事業協同組合(aureole-v.com)代表、岩田靖夫さん(上の写真右、富山市岩瀬生まれ金沢育ち、前石川県中小企業家同友会代表理事)も我々の見学に合わせて駆けつけてくださり、アイデンさん他様々な企業との人材のやりとりや企業進出のサポートについてアイデンさんを事例にお話をされ、この後ホテルでの夕食会にも池内社長共々参加されベトナム進出のQ&Aについて視察団からの質問について答えてくださり2次会3次会とホーチミン3日目の夜は参加者の事業進出意欲の高まりもあいまって大変盛り上がりました。

今回の企業視察では、その国々での進出企業への特例や規制、労働者との関わり方や現地の人たちの働く事への考え方など実際に行って聴いてみないと解らない、行かずに想像だけで判断してはいけないと言う事が良くわかりました。(その3につづく)

となみ野ビジネス交流委員会海外担当 山下泰史 

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