同友会への入会は、銀行の取引企業の会に参加して、協力会社の方を紹介していただいたことがきっかけです。私が企業経営で悩んでいることをお話ししたところ、同じ様な悩みを持った経営者がともに学ぶ会があるから入ってみない？と勧めていただき、即入会しました。そのころ私は、創業者の父が亡くなってから8年間、会社を守ってきたつもりでしたが、代表取締役としての自分に行き詰まりを感じていたからです。

同友会では、会社の大きさや年齢による上下関係はほとんど無く、定期的に行われる会合“城北JAM”では皆さんお互いを尊重するスタンスで経営談義が行われています。他所の会社のことを、実に前のめりに、真剣に、ときには厳しい言葉で、経営者と社員が幸せになるにはどうしたらよいか意見を交わしています。そのため、自社で何が問題なのかを考え、さらには自身の生き方について見つめ直すきっかけになっています。社員や家族には言えない悩みを口に出せる場が同友会です。ひとりでも多くの中小企業経営者と共に学び、地域が元気になって、地元に学ぶ子供たちに夢を与えることができたら最高だと思っています。