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高岡支部

角柳 英一 会員

角柳 英一(2014年入会・高岡支部

角柳 英一
アースブリッジ株式会社 代表取締役

〒933-0958 高岡市波岡203-1

TEL: 0766-22-7010 / FAX: 0766-22-7010

業種: 金属スクラップ全般 買取・回収、中古工作機械全般 買取輸出・搬出作業、重機・建設機械 買取輸出、工場・倉庫・事務所等の片づけ作業、生前整理・遺品整理のご相談

夢は世界と日本の懸け橋になること!人生は出会いで変わる

事務局が企業訪問してきました

富山同友会青年部会には40歳までの若き経営者、次世代を担う後継者や幹部社員の方が所属されています。
「同友会の青年部会ってどんな活動をしているの?」「どんな人たちが参加しているの?」という質問にお答えして、青年部会で活躍されるリーダー達をご紹介していきたいと思います!


青年部会メンバー特集今年度最後を飾るのは、2019年度青年部会長 アースブリッジ(株) 代表取締役 角柳英一さんです。

富山の青年部会は1995年に24名で設立され、2005年の53名をピークに、一時期20名近くまで会員数が減りました。このままではいけないと一念発起し、部会をまとめあげたのが角柳部会長です。

青年部活動の目的と意義を語り続け、新しいメンバーをどんどん他県の熱い青年経営者達との交流の場に連れ出したことで、年齢が近しいもの同士本音で語り合える青年部本来の醍醐味が浸透。それに伴って会員数が増加し、月1で行う執行部会にも毎回新しい顔ぶれが増え続けています。

そんな角柳さんは若くして創業され、紆余曲折を乗り越えながら、現在は世界と日本をつなぐ架け橋となるべく、常に前へ前へと走り続けておられます。

どんな思いから経営者を志し、同友会との出会いでどのような変化があったのか。お話をお伺いしました。

会社概要

金属スクラップ全般 買取・回収、中古工作機械全般 買取輸出・搬出作業、重機・建設機械 買取輸出、工場・倉庫・事務所等の片づけ作業、生前整理・遺品整理の相談などを行っています。事業の柱は資源リサイクルと、製造業などで使われていた中古工作機械の買い取りと輸出になります。主な海外輸出先は東南アジアやアフリカです。

2014年6月にカドヤ商会を創業し、2019年10月にアースブリッジ株式会社を設立しました。創業当時からずっと変わらず資源リサイクル事業に取り組んできました。

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人生初めて味わった大きな挫折

資源リサイクルの仕事に出会うまで、色んな仕事を経験してきました。

若いころから洋服が大好きで、働いて稼いだお金はすぐに洋服につぎ込むほど(笑)。好きが高じて、東京でスタイリストのアシスタントをしていたこともあります。

タレントやアイドルが自分が選んだ衣装を着てテレビに映る、一見華やかな仕事ではありますが、内情は全く違いました。バリバリの体育会系。業界は朝夜問わずに動いていますし、「服の選び方ひとつで人生が変わる」というプレッシャーのもと、一切の妥協は許されない厳しい世界を経験しました。

人生で初めて大きな挫折を味わい、自分の浅はかさを痛感した出来事です。

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資源リサイクルとの出会い

東京から富山に戻り、建築関係の仕事を3〜4年勤めて、資源リサイクルの業界に入りました。その時お世話になった会社が、高岡支部の有限会社荒木商会です。荒木社長との出会いで、僕の人生が変わり始めました。

とはいえ、最初から資源リサイクルの仕事に魅力を感じて働き始めたわけではなく、クレーンやフォークリフトの免許をもっていたため、すぐに現場に出られるしちょっとやってみるか、ぐらいの気持ちでした。

ですが、実際に働いてみて、この仕事の奥深さに触れ、いつのまにかこの仕事の魅力に取り憑かれている自分がいました。

この仕事はやりようによっていかようにも変わる。例えば、机は使わなくなったら廃棄だと考えるのが普通ですよね。でも、僕たちの仕事はまだ使いたい人を探したり、机を分解すればそれぞれ資源として使えるようにしたり、次の可能性を探る仕事です。

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関わる側の知識がないと可能性の間口は狭まりますし、逆にいえばそこが魅力であり、大きなやりがいです。僕はこの仕事が天職だと思うぐらい大好きになりました。

この仕事も厳しい世界であることに変わりはありませんが、スタイリスト業界での経験や建築業界での厳しい経験を乗り越えてきたおかげで多少は免疫がついていたんでしょうね。荒木商会と出会えたタイミングも良かったんだと思います。

レッドオーシャンでの船出


いつか独立して会社を興したいという思いはありました。違う角度からもっと経験を積んでみたいという思いで荒木商会を退職し、別の資源リサイクルの会社に就職。そこで直面したのは、この業界の壁です。狭い視野で同じ仕事だけを続けていると、変化し続けるお客様の要望に応えられなくなってしまう、他社との違いを明確にし、お客様にもっと新しい提案をしたいと考えるようになりました。

そして2014年に独立・起業したわけですが、ありがたいことに新参者の僕を応援してくださる方が多く、自分が思っていたより、走り出しは順調でした。応援して下さるお客様の期待を裏切りたくない、信頼を守りたいという一心で、がむしゃらに働きました。

この業種、実は富山県は呉西だけでも人口比率で計算すると全国トップクラスに多いんです。古くから製造業が盛んで、それに伴い資源リサイクル事業も深く根付いている地域なんです。業界の結束力が強く、ほとんどが老舗です。ですので、僕のようにレッドオーシャンに飛び込んでくる新規参入会社はとても珍しがられました。

なんといっても世間は狭いですから、潰す・潰されるの世界になるのでは?と周りから心配されましたが、僕はそういうのは気にしません。一社一人勝ち!というより、業界全体で良くなっていくことの方が大切ですから。

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独立起業してから、おかげさまでお客様に支えられ、ここまでやってこれました。最初から一貫して、無理な新規顧客開拓をせず、既存のお客様に全力を注ぐ姿勢を貫いています。外に広げるにはまずは内から。内側の満足無しには絶対に事業は広がっていかないと思います。


弊社は、資源回収・買い取りから、一部加工を自社で一貫して行えることと、資源の選別知識が豊富なことが強みです。ストックしてある資源を見てもらうとわかる通り、知識がなければただのゴミなんですよね。価値があるものと無いものをしっかりと見極めてお客様に伝えられるかどうかが、僕たちの腕の見せ所です。

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最近では、ユーザーさんから一旦リサイクル会社に運び込まれた品物を、弊社が見極めて買取するという仕事も増えてきています。リサイクル会社のプロの目線から弊社を頼って頂けるようになってきたのはとても嬉しいですね。

アースブリッジ株式会社という社名には、世界と日本の架け橋になるという決意を込めました。
輸出先は現在主に東南アジアやアフリカですが、輸出先だけの市場知識だけではなく、世界の動きに常に目を配る必要があります。業界の未来としては、資源リサイクル業界の可能性は今後も広がっていくと思います。

今まで日本はゴミを世界に輸出していましたが、それが出来なくなってきています。ゴミを出さない仕組みづくりが日本の喫緊の課題です。

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僕たちの仕事の根幹には「ものを大切にする」という、シンプルですがとても大切な考え方があります。ものの価値は場所によって変わる。僕らというフィルターを通じて、必要とされる場所を見つけ、価値を生み出していくことで、社会の役に立っていきたいです。

同友会との出会い

荒木商会で働いていた時、荒木さんが「第17期経営指針を創る会」を受講されました。第5講の経営指針発表の場に、僕も幹部として参加しました。

それまで荒木さんから"理念経営"についてはよく聞いていましたし、たくさんのことを教えてもらっていました。ですが発表の際、助言者の方から徹底的に追及されている姿を見て、なんじゃこらと驚いたのが半分、正直ちょっとひいたところもありました(笑)

でも、なぜかその時、いつか自分がこの場に立つなと感じたんです。その予感は現実となり、5年後に僕自身も経営指針創る会を受講しました。

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独立起業した時に荒木さんに話をして、自ら同友会と青年部会両方に入会しました。なんといっても、経営者として学ばないと、右も左もわからない状態だったからです。

青年部には年齢が近い経営者が所属しているため、どんな人達がいるのかな、どんな学びがあるのかな、という単純な興味で参加しました。後継者の方が割合として多かったですが、熱い議論がなされ、しっかりと経営について学んでおられました。そうこうしている内、いきなり他県交流の場に連れていかれたり、役が当たったりして、一気に青年部の雰囲気に慣れていきました。

同友会青年部で何を学んだか

社員の立場だと人前で話すことがほとんど無かったので、同友会に入会し、そういうことが経験できる場がたくさんあるのは本当にありがたいことでした。

司会なら司会の、グループ長ならグループ長の、発表者なら発表者の成長があると思います。「できません、やったことないです」そんなこと言って断ってる場合じゃないんです。同友会というのはそもそもチャレンジができる場なんですから、役という名のチャンスは貪欲に掴みにいった方がいいに決まってる。役得を感じ、挑戦することで、自分の成長につながります。

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青年部会に入ってたくさんの素晴らしい出会いがありましたが、一人だけ挙げるなら、石川同友会の萩野塗装㈱ 代表取締役 萩野充弘さんです。萩野さんは僕のひとつ年上で、彼の姿勢から学べることは尽きません。萩野さんは同友会で愚直に学び、実践されている方です。まさに同友会のモデル経営者だと僕は思っています。そんな萩野さんが大切にしていることが「役得」です。自己成長と同時に、実際に会社も大きくしてこられました。

ただ役をもらったからと言って、何かが変わるわけではありません。自らが役得を感じ、主体的に動くことで成長できます。同友会にたくさんあるチャンスを生かすも殺すも自分次第。上手くいかないこともたくさんあると思いますが、失敗して、それをまた糧にすればいいんです。そして何よりも、挑戦し続ける中でかけがえのない仲間が出来ます。

これからの青年部に託す思い


僕は今年3月で部会長を退任し、そして年齢的に青年部会を卒業することになりますが、寂しい気持ちはありません。これからの世代の皆さんが、青年部の歴史を繋いでいってもらえると信じているからです。

青年部会の活動は、時代の変化に合わせてどんどん変化していいと思います。これから求められるのは、同友会の学びが自社に活かされてどう変わったかという話をする場の充実と、経営を数字で語れるようになるための場づくりです。

富山同友会青年部会のカラーは、みんな優しいこと。県外の青年部からすると、富山は言葉数が少ないとか大人しい印象をもたれることもありますが、内に秘めた熱い思いは人一倍です。その思いを外に向かって表現していくことがこれからの課題かもしれませんが、みんな「少しでも会社をよくしたい!」と真面目に活動や会議に参加する姿勢はさすが富山だと誇りをもっています。

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これからの夢

価値あるものを必要とされているところに送ることで、世界の貧しい子ども達のための学校を創り、その学校に日本の企業家をたくさん呼んで、子ども達の夢を応援することが、僕の30年ビジョンです。目標や夢は、なぜそれを叶えたいのか、目的の部分が大切です。子ども達には目的をもって取り組むことの素晴らしさを伝えられたらいいなと思います。社会に出れば厳しさもあるがそれ以上に楽しいことはいっぱいあるというメッセージを伝えたい。

今はまだ目の前の忙しさに追われ、葛藤もありますが、それでも毎日充実し、ワクワクしています。経営者になって良かった!と思うのは、学ぶことが多く、「生きてる!」という実感があることです。

「企業家は自社を運営するだけではなく、地域を考える立場にあるんだな」ということを実感すると、自然と納税の意義も腑に落ちました。企業家の責任は大きいですが、使命だと考えると心からやる気が湧いてくるんですよね。

前に若い人を雇ったこともあるのですが、残念ながら退職してしまいました。今後採用する際には自社の経営理念に共感してもらえるかどうかを大切にしたいと思っています。働くということは、社員の立場からすると、はっきりいって手段だと思います。だからこそ経営者として、社員には人生を物心共に豊かになってもらいたいです。

学歴は関係ありません。つまらなそうにブラブラしている若者がいると、自然と声をかけてしまいます。僕も昔同じような時期があったからこそ、そういう若者の気持ちがよくわかるんですよ。そんな僕でも人との出会いで夢を持てるようになって、人として変われたからこそ、今度は僕が次の世代に伝えたいんです。なんでもやってみないとわからん、人生考え方次第でどんな風にも変わりますから!

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アースブリッジという社名に込めた、つなぐ、結ぶ、という意味を大切にしていきたい。地域、そして世界から必要とされる会社づくりをしていきたいです。そのためには、この業界の新たな可能性を発掘し続け、その思いをエンドユーザーに届けていきたいですね。

ビジネスはサクセス、プライベートはハピネス。貧困といじめの無い未来のため、事業活動を通じてこれからも貢献し続けていきたいです。

(訪問日:2020年1月23日 文:事務局 河崎)

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