経営労働委員会
社員と共に理想に向かって!
~第21期経営指針を創る会修了
2015年9月に開講した「第21期経営指針を創る会」が2月20-21日の第5講をもって修了しました。
最終の第5講では受講者の会社関係者を招き、半年間かけて作成した経営指針の模擬発表会を行いました。
受講者の感想
(株)折橋商店 専務取締役 折橋由紀会員(城南)
今回、経営指針を創る会を受講してみて、改めて自社の仕事内容の希少性、残し繫ぐことの重要性を強く知りました。
【美しい海を子供や孫に残したい】
藁縄を使い網作り、漁期が終わると海に沈め魚礁とし、自然に返す。
400年以上前から藁網が使われていて、現在も使っているのは富山湾でのホタルイカ定置網漁にだけ使われていること。これを残し繋げる大きな目標ができました。
自然素材を使っての循環型社会にも目を向ける事が出来、環境問題にも取り組もうと考えています。
自然素材を使っての新商品開発にも大いに参考になりました。
また、神と人を繋ぐ神社についても多くを学びました。
神様は見えないからこそ 畏れ 敬い 感謝する。その気持ちを美しく丁寧に形にし残す。そして喜んでいただける。
素敵な仕事をさせていただいていることを改めて実感しました。
合繊しめ縄だから出来ること、合繊しめ縄でしか出来ない事を深く考えて、より一層皆様に喜んでいただきます。
【縄の文化を守り続け発展させる】
これからも、ロープではなく、【縄】にこだわって行きます。
助言者の皆さん 大変お世話になりました。沢山気付きをいただきました。ありがとうございました。
同期の皆さん 支えていただきました。ありがとう!これからも一緒に頑張って行こう!
(株)桑原 代表取締役 桑原靖夫会員(城北)
自分は、「第21期指針を創る会」を受けて心の底から良かったと思っています。
なぜなら、2年前に理念塾を受けた時は、中途半端に自分の根幹を削がれ、傷心で終わっていたからです。
しかし今回指針を受けて、助言者の方々が経営者として、同じ悩みや問題を抱え乗り越えながら経営している事。
そして、だからこそ道しるべや道筋を一所懸命に愛情込めて気付かせようと手を差し伸べてくれている事。そして、遅れを取りながら進んでくる自分に同期の仲間達が肩を貸してくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。
今までは、製造が自分の稼業だと思っていましたが、これからはそれぞれ社員の長所と個性を活かせる会社つくりこそが自分の稼業であり、任務だと思っています。
自分の宝は社員であり、社員が楽しく生き生きと働ける環境をつくれば、どんな不景気も怖くなく、世の中にも貢献していけると自負しています。
最後となりましたが助言者の皆様、同期の仲間達、本当に有難うございました。
十全美装(株) 取締役 澤田慎之介会員(城南)
経営指針を創る会を終えた直後は、長いようで短い、そして密度の濃い時間だった。と言うのが一番でした。そして、同じ時間を過ごした同期のメンバーや助言者の方々にとても感謝しています。
受講中は、『幸せとは』、『理想とは』、『何のために経営しているか』など、今までの自分が考えたこともないような事を考えさせてもらい、当初の自分が、いかに甘かったかと思い返します。社員や同期の仲間たちと一緒に悩み考えた時間もとても貴重で、私にとって最高の仲間と触れ合える瞬間でした。
そんな中、自分の想いを言葉に表現することの難しさに気づき、社員と話す内容がより前向きなものへと変わっていきました。自分が発する言葉の重さは社員にとって計り知れないものだと思い知らされ、今では気を付けています。
今後は経営指針書をより明確化させ、言葉や文章だけではなく、態度や行動に表すことで、当社の事業はもちろんの事、地域の活性化に繋げていきたいと思います。本当によい勉強になりました。
(株)柴田瓦工事 代表取締役 柴田昌尚会員(となみ野)
第21期経営指針を創る会を、修了して一週間が経ちました。終わってからがスタートと感じてすぐに社員と話をしました。話をすればするほど今まで何が欠けていたのかすごくわかりやはり敵は自分自身だとこれからは、常に戦わなければならないとおもいました。
今までは、毎日を自分を守ろうとしていたこと、他人に厳しくしていたこと、それが全部甘えていたことがはっきりとしました。まず「自分を創る」それは、よい経営者を創るにつながりそれが、『よい会社を創る』につながると思い高い目標を持つことから毎日を後悔しないように走り続けていきたいとおもいます。
第5講までの教えを必ず腹に落とし、地域バカの威厳を同友会の手本となるくらいバカになってみせます。そこにいくまでは、まず何から必要か何が大切かを考え 『よい会社は、よい地域から』と言えるように頑張りたいとおもいます。ありがとうございました。
(有)シーアンドエス 代表取締役 土井弘平会員(城北)
経営指針を創る会の受講を終えての感想は、同期との強い絆が出来て、先輩経営者との繋がりから沢山の事を学び、自分自身や会社のこれまでを振り返ることで、いろいろな気づきを得ることが出来て、本当に貴重な時間だったと思います。
そして家族の大切さ、社員のありがたさ、地域との関わりの重要性、お客様との関係性の奥深さを知ることで、みんなと共に幸せになるために、経営者として、一人の人間として、緩まない事、やり続ける覚悟ができました。
やること、やりたいことがいっぱいで、わくわくしています。これからの人生が「ギュッと」引き締まった感じです。
(株)なかひこ 代表取締役 中尾政彦会員(城北)
受講して、自分は、何も考えず場当たり的に毎日を過ごす経営者である事実がよく分かりました。第5講で
社員2人に向けて発表して、やっとスタートラインに立ちました。
この先、社員と一体となって良い会社作りを頑張ります。貴重な経験、ありがとうございました。
(株)富山プレート 代表取締役社長 西島ことぎ会員(新川)
経営指針をつくる会では、自社の存在価値を見つけ出し、会社の在り方を確立し、社風をつくる必要性を学びました。
中小企業の経営理念は、経営者の生い立ちや生き方が大きく影響することも理解できました。
それによって、今後の生き方をあらためて深く考える良い機会になり、両親や、これまでお世話になった方々、周りの人達、特に社員に対する感謝の気持ちがより一層強くなったことが自分自身の喜びとしてあります。
貴重なお時間を費やしていただき、そして導いていただきました助言者の皆様には心より感謝申し上げます。
これからが、本当のスタートです。経営者としての責任の重さを今まで以上に感じていますが、夢と可能性の詰まった富山プレートを命がけで育てていこうと思っています。
これからもご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
(株)北陸コンピュータグラフィックス 代表取締役 野村和輝会員(となみ野)
私が指針を創る会で望んだこと、創業した時の気持ちをもう一度再確認したい、そういう想いを抱いて参加しました。まず、となみ野 の指針セミナーに参加した時は、いきなり「社員の幸せとはなんですか」と問われ、私は言葉が詰まってしまい何一つまともなことが言えませんでした。その晩 は朝方まで寝ずに考え込んでしまい、ものすごく気分の悪い朝を迎えました。それからは、正直、こんな結論の見えないことに参加しても意味がないのではないか?という疑念にぶち当たってしまい、指針を創る会を受けようかどうしようか迷いに迷いました。その後も、とな み野支部の皆さんから何度もお誘いがあって、1ヶ月ほど考えてようやく指針に出ることを決心しました。
いよいよ第1講目、助言者の前での発表は緊 張しまくり、頭は真っ白。 厳しい 質問がバンバン飛んできて、何を話したかまったく記憶にありません。その晩は泊りがけで理念について、ほぼ徹夜で考えましたが、何も考えが深まらないこと に愕然とさ せられました。やっぱり考えが漠然すぎる、今まで理念を分かっていると思い込んでいただけだったのかと、これじゃ社員には伝わるはずもないことを 思い知らされました。第1講から最終講まで、講習の次の日の朝礼で、助言者からの質問やそれで感じた事などを正直に社員の前で話をするように しました。そして社内会議のなかでは、経営指針について説明したり、意見を求めたりしていると、会話の内容もずいぶんと豊かになってきました。そんなことを続けていると、社員から思いがけない言葉を聞かせてくれました。「社長だけで抱えないで・・・」、「私達にもっとできることがある・・・」暖か い言 葉 を掛けてくれる社員達がいました。人の幸せって何だろうって質問を投げておきながらも、何より幸せを感じたのは社長の私自身でした。そういう心のつながり ができたことは何より嬉しかったです。これからは、それが会社の根幹になって行くと思います。
まだまだ指針書は 完成には至っていませんが、これからも共に考え磨きをかけて行きます。
最後になりますが、指針を創る会を共に泣いたり笑ったりしながら学び合った同期の皆様、助言者の皆様、そして社員の皆様どうもありがとうございました。
これからも、よろしくお願いします。
湊恒成社会保険労務士事務所 所長 湊 恒成会員(城北)
オリエンテーションから5講終了までの6か月間、課題や実際の助言の場などを通しながら、たくさんのことを考えてきたつもりでいました。
たくさんのことを考え、気づいた行先には、きっと揚々たる面持ちで未来を見据える自分がいるものと考えていました。
この6か月間を終了して、今いるのは尚も悩みながら今と未来を考える自分です。
しかしながら、いかに自分がたくさんの人たちに支えられて存在しているのかということを実感できたことは、何物にも代えがたい体験だったように感じます。
科学性、社会性、人間性、どれをとってもまだまだ自信をもって話をできる状態には至っていませんが、まずは現段階の指針書を早急に完成させたうえで、実践を通して、さらなるブラッシュアップをしていきたいと考えます。
動きながら考える、動きながら見つけていくということを繰り返していきたいと思います。