環境委員会
環境委員会「ROKASTYLE」見学会
『限りある資源を生かし、モノを巡環させる取り組み』
~ゴミのない社会を目指して~
2024年12月16日(月)に、(有)荒木商会 代表取締役 荒木信幸さんの新しい取り組み、「ROKA STYLE」の見学会を開催しました。
(有)荒木商会はリサイクル事業、片付け事業(不用品回収、遺品整理など)、就労支援A型事業所等を展開し、今年、不要になった家財道具を扱う新会社「ROKA STYLE」を立ち上げました。
同社では一般家庭やオフィスの廃品を回収する片付け事業に力を入れており、年間600件もの実績があります。
回収品の9割は再資源化をしている現状ですが、リサイクルにも環境負荷がかかることを自社の課題とし、より環境負荷が低い"リユース"の可能性を模索する試みとして、「回収→洗浄・手直し→店舗販売」事業に挑戦されました。
まず、無人の資源物・不用品回収施設「エコアクションひろば」を担当の方にご紹介いただきました。
回収できない品目も一部あるものの、非常に幅広い種類の物が持ち込み可能である点に驚きました。
全国的にも、これほど多様な品目を受け入れる無人回収施設は珍しいとのことです。
次に訪れたのは、リユース倉庫「ロカスタイル」です。
昭和の懐かしい雰囲気や工夫された展示が印象的で、見学中につい見入ってしまいました。
見学者の中には、気に入った商品を購入する方もおり、他のお客様も楽しそうに商品を選んでいました。
また、荒木さんからは「ゴミのない社会の実現」に向けた取り組みについてもお話を伺いました。
廃棄されるはずの物をリユースとして活用し、さらに付加価値を加えて魅力的な商品として世界に提供していくという構想には、現実味を感じました。
何より、各事業担当の社員お二方の真摯な取り組む姿勢に感動しました。
(文:城北支部 河上さん)
●参加された方の感想
荒木商会さんには以前から使わなくなったパソコンの処理をお願いしたりなど何度かお世話になった事がありますが、そのころに比べると更にリサイクルという循環社会の入り口が多様化していると感じました。捨てるにも自分では動かせない、手段がないといった方々とそれを次の未来で利用しようと考えている方々とを繋げる、その事で荒木商科の目指す「ごみゼロ社会」というビジョンが達成できる、正に双方がWINWIN 出来る循環型社会が実現しつつあると思いました。
(文:となみ野支部 山下さん)