新川支部
三箇 俊臣 会員
三箇 俊臣(2014年入会・新川支部)
介護はひとりの問題じゃない。助け合い、支え合う地域づくりを目指して
「介護サービス 真成」は、
すべての利用者様に穏やかな時間をご提供いたします!!
真成では、地域に根ざした視点で、
利用者様が安心して楽しいひと時を送れるよう
努めることを信条としております。
利用者様の声に耳を傾けるだけでなく、
ご家族のみなさまとも連携を取り
お一人おひとりに合ったサービスをご提供いたします。
介護に関するご相談、その他ご質問なども
介護に関するご相談、その他ご質問なども
受け付けております。
いつでもお気軽にお問い合わせください。
いつでもお気軽にお問い合わせください。
事務局が企業訪問してきました
富山同友会青年部会には40歳までの若き経営者、次世代を担う後継者や幹部社員の方が所属されています。
「同友会の青年部会ってどんな活動をしているの?」「どんな人たちが参加しているの?」という質問にお答えして、青年部会で活躍されるリーダー達をご紹介していきたいと思います!
有限会社真成 常務取締役 三箇俊臣さん(新川支部/青年部所属)にお話しを伺いました。
物腰柔らかな中にしっかりとした芯を感じさせる三箇さんは、何を隠そう(隠してないですが)筋金入りの柔道家。
現在はお仕事の傍ら、地域の子ども達に柔道を教えておられ、お年寄りから子ども達まで年齢問わず頼りにされている三箇さんです。
お仕事内容を教えてください
住宅型有料老人ホーム、訪問介護事業、通所介護事業、居宅介護支援事業を行っています。私の父が2005年に会社を設立し、2006年に「有料老人ホーム さんが」を立ち上げました。事業の主軸は有料老人ホームです。
当時、介護福祉事業への民間企業の参入が珍しく、黒部では当社がさきがけ的な存在でした。当然、地域の方からも「何するんやろ」という懐疑的な目で見られていたと思います。ここ7年ぐらいの間に大手居酒屋チェーンや大手家電メーカーなどの参入が相次ぎ、一気に認知が広まりました。介護事業所件数はまだまだ増加傾向にあり、老人ホームの需要もあと5年ぐらいは伸び続けると考えています。
認知症カフェを開業されたきっかけは?
私は2013年の1月に、父が設立したこの会社に入りました。それ以前は鉄道会社に勤務しておりました。帰ってくることは、両親から言われたわけではなく、自分で決めたことです。最初は事務仕事からスタートしたのですが、それからすぐにNPO法人を立ち上げることになり、認知症の方やそのご家族、地域の人達とのコミュニティの場である認知症カフェ「オレンジカフェまちなか」を2014年に開業しました。私はそのNPO法人の代表として関わっています。
(※(有)真成さんのホームページからお写真お借りしました。)
カフェを開業するきっかけは、「空き店舗の活用で何かできることないかなー」という話からです。色んな方とそんなお話をしていたら、黒部市役所の方が企画に加わって下さることになり、立ち上げることができました。カフェでは認知症予防のための頭の体操などもやっています。
(※(有)真成さんのホームページからお写真お借りしました。)
実は、「オレンジカフェ まちなか」の立ち上げと同時に、「第20期経営指針を創る会」を受講しました。同時進行はとても大変でしたが、結果的に、同時にやってよかったという実感があります。助言者の方からの指摘の数々を、現場で今起きていることとリンクさせながら考えることができたので、とても勉強になりました。
今後どんなリーダーになっていきたいですか?
グイグイと引っ張っていくリーダーより、ボトムアップ的なリーダーでありたいと思います。優柔不断なところもあるのですが、基本的には「なるようになる」と考えるタイプです。根が真面目なので、今できることをコツコツとやっていきたいと思っています。職人さんのように専門性を磨くというより、色んなことを幅広くやっていきたいです。私は6人兄弟の長男なのですが、弟や妹もこの会社で働きたいと言ってくれました。働きたいと言われた時には、「まぁ別にいいんじゃない」とこたえましたけど(笑)とは言え、入社して6年目の私自身も、まだまだやりがいを探している途中です。
現在の課題を教えてください
やはり「組織づくり」でしょうか。現在施設長さん達との打ち合わせが定期的にできていないということや、人手不足が喫緊の課題です。人手不足に対しては、来年のオリンピック以降に予測されている日本全体の不況を鑑みると、福祉業界にまた人が戻ってくると考えています。また、業界全体で職業訓練も充実してきているため、間口はもっとひろがっていくのではないでしょうか。
それから、福祉業界は一般的な商売とは違い、国の許認可事業なので、国の方針に左右されてしまいます。その中で自分達ができることを探し、取り組んでいます。ですが、介護福祉事業も価格で比較されてしまう時代です。サービス内容は決められている中で、他社との差別化も課題です。
同友会以外にも経営者団体に所属していますが、年齢が近しい人もたくさんおられる中、同友会の集まりに比べて仕事の話しはあまりしません。銀行主催の業界動向を学べる勉強会には欠かさず参加していますし、業界の事例検討やサービススキル的な研修にも参加しています。そういうところに参加して、積極的に情報を取りに行こうと心がけています。
会社見学させていただきました!
2018年7月にオープンした住宅型有料老人ホーム「しんせい 花の丘」を見学させていただきました!
玄関にはお花とメッセージカードがあり、なんだかほっとする空間でした。
利用者さんとそのご家族を温かくお迎えしたいというスタッフの皆さんの気持ちが伝わってきます。
館内は落ち着いた照明と天然木を使った内装で、心落ち着く空間です。
驚くべきはこの吹き抜けと窓の大きさ!解放感があって、窓からは田んぼや山が臨めますし、ここならきっとおしゃべりも弾みますね。
(※(有)真成さんのホームページからお写真お借りしました。)
超高齢化社会に突入している日本。私もそうですが、誰もが自分の老後について何かしらの不安はあると思います。
三箇さんのお話にあった「誰もが年をとります。年をとればみんな大変なんだから助け合わないと」という言葉がとても印象的です。
地域に根ざした介護福祉事業を営む同社。認知症カフェなどのコミュニティをつくり、介護する側とされる側だけの問題とせず、家族とその周りの人まで巻き込んで、一緒に楽しく老後を考える場づくりへの取り組みは、もっとたくさんの地域にひろがっていってほしいと思いました。
(訪問日:2019年10月8日 文:事務局 河崎)
同友会に入ってよかったこと
会員同士が親身に相談に乗ってくれるとてもあったかい支部
私は、初めて参加した新川支部の例会で、パネラーを務めていた経営者の方が「中小企業は最高の教育機関だ!」と断言していたことが、とても印象に残っています。その時から少しずつ同友会の活動に参加し、経営に必要なことを学んでいます。
例会、指針入門などを通して多くのことを学ばせてもらっているなかで、新川支部は、会員同士が親身に相談に乗ってくれる、おもいやりをもって伝えようとしてくれる、とてもあったかい支部だと感じています。
県内500社以上、全国45,000社の経営者と一緒に学んでみませんか?