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高岡支部

長谷川 健一 会員

長谷川 健一(2018年入会・高岡支部

長谷川 健一
株式会社長谷川自動車 店長

〒933-0353 高岡市麻生谷273

TEL: 0766-31-0047 / FAX: 0766-31-4570

業種: 新車・中古車販売・自動車の車検整備・鈑金塗装

お客様の人生設計から真のニーズを引き出す

あなたの街のカーライフ・パートナー

新車にお手軽に乗れるカーベル!
車検のコバック!
中古車販売はやっぱり長谷川自動車!
とお客様に認知いただけるよう、従業員一同日々働いております。

展示場には常時30台以上の在庫車を展示!走行距離3万キロ以下の良質車が多数有!あなたの一台がきっと見つかります!
店頭に無いお車もスタッフにお申し付け下さい!誠心誠意対応いたします♪

事務局が企業訪問してきました

 高岡支部で今年5月に開催された、「同友会を知る会」というゲストさん向け説明会にお越しくださり、その場で入会を決められた長谷川さん。高岡青年会議所を卒業され、経営について学べる場を探していたところ、先に同友会に入会していた青年会議所の先輩から誘われ、「ここなら!」と思ってくださったそうです。

 自動車に関する情熱と知識量はさることながら、長谷川さんは類まれな読書家で、特に歴史についての知識はものすごく、お話を聞いているだけで情景が浮かんでくる程です!長谷川店長との歴史談義目当てにお店に来られる常連さんもいらっしゃるとか(笑)
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中古車ブローカーではなく、中古車ディーラーになれ

 業務内容は、車検・中古車新車の販売・ 保険業務全般で、本社を除き現在2店舗、社員は11名です。新車と中古車の販売でいえば、中古車が7割になっています。お客様の層は若いカップルから年配の方まで幅広く、イベントや新聞広告など集客には力を入れていますが、今はやはりネット検索で訪ねてこられる方がほどんとです。
 中古車のカーセンサー記事→(https://www.carsensor.net/shop/toyama/224067001/#contents

 一般ユーザー向けの軽四やコンパクトカーなど、老若男女問わず乗りやすい車を中心に取り扱っています。中古車は仕入れの段階からこだわりぬいて選ぶ必要があります。いい中古車がでると、必ず現場に飛んでいって、プロの目で見て、乗って、前のオーナーの乗り方の癖を見抜き、車の状態を把握することを心がけています。そうして仕入れた車を丁寧に整備し、磨き上げ、付加価値を付けた状態で次のオーナーに乗っていただきたい。

 現社長である父はこの道40年以上自動車一筋でやってきた人で、お客様第一で考える社長の口癖は「中古車ブローカーではなく、中古車ディーラーになれ。プロであれば工具握ったことないやつ、車にのるな。」です。技術を磨き続けることで得られる、第六感的感覚が大切だといつも言われてきました。

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 私自身も中学生のころから洗車など、仕事を手伝っていました。なので、キャリアにしたらすでに30年以上ですね。やはり経験というのはありがたいもので、車の汚れひとつとっても、経験を積んでいるからこそわかる落とし方というものがあるんです。

 先ほどブローカーではなくディーラーを目指すという話をしましたが、中古車の業界では「いくらで仕入れて、いくら抜けるか」を重視する傾向があります。うちの方針は全く違います。常にお客様目線に立ち、お客様に最適な車を、付加価値をつけて適正価格で販売することが大切です。

祖父から父へ、そして自分へと受け継がれるもの

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 私が生まれた年(昭和48年)に父親が創業しました。父は「自分は人に使われる人間ではない」という気持ちから創業したと聞いています。根っからの創業者タイプですね(笑)。父は必死に技術を学び、現場の仕事を30年以上1日たりとて疎かにせず、会社をここまで発展させました。祖父は戦争を経験した後、板前をやっていました。祖父の口癖は「汗水流さんとって、利益なんか上がるか!!」ですので、なんとなく私が育ってきた環境を想像して頂けると思うのですが(笑)

 父は多趣味で、アマチュア無線や写真撮影、英語も勉強しています。経営者の先輩方から、私に早く社長になった方がいいと言われることもありますが、そんなエネルギッシュな社長なもんで、当分は...(笑)  ですが、経営戦略や店舗運営全般など、社長業の一端は任せてもらっています。

 祖父や父、母も含めて、家族団らんの話題はいつもこんな感じです。
    ●経営者は社員の家族の生活まで責任もたんなんがや。
    ●労働は美徳である、額に汗して働かんといかん。
    ●権利を主張する前に義務を果たせ。
 読書は昔から好きで、特に歴史ものが大好きです。我が家の教育方針として、本を読んでわからんことがあれば、10回読め、10回書けと言われていました。つまり、自分で最後まで考えさせる方針です。とにかく家族全員、歴史や偉人の話が好きなので、家族が集まればだいたいそんな話ばっかり(笑) 自然と経営に対する姿勢みたいなものが受け継がれているんじゃないかと思います。

同友会は失敗から学べる場、肌で感じる経営哲学

 「同友会を知る会」に参加した時も、これから先のことに対し危機感をもっていて、真剣に経営を学べる場を探していた時でした。同友会の方が話している内容は、経営ノウハウとか成功事例とはちょっと違うなと感じました。

 

 今年8月に開催された例会にも参加はできませんでしたが、報告書を読んでとても参考になりました。中小企業の悩みとして、承継の問題や、親との確執など必ずあると思うんです。例会で報告された方のように、経営を学ぶうち頭でっかちになり、勘違いしてしまった後継者の気持ちはよくよくわかります。自分自身も気をつけなければと強く思いました。
 

 同友会は、失敗から学べる場、つまり経営哲学を肌で感じることができる場だと思います。

お客様の人生設計から、真のニーズを引き出す

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 店長になったのが約12年前。多くのお客様は情報に惑わされ、自分のライフスタイルにあった車がわからなくなっていると思います。ある若い女性のお客様が「みんな乗っとるから、N-BOXがほしい」とおっしゃったのですが、お話をお聞きすると、お子さんはすでに高校生。毎日同乗することもないですし、スライドドアの機能も不要です。結果的に違う車を購入されましたが、値段も安く、ニーズにぴったり合った車に出会えてとても喜んでくださいました。

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 親身になってお客様のことを考えると、結果的に値段のはる車を提案することももちろんあります。それぞれの車の特徴を知り尽くしているからこそ、ネットでは比較できない情報を、お客様のライフスタイルや人生設計に照らし合わせて相談できることがうちの強みです。想像力を働かせ、お客様自身でも気が付いていない真のニーズを引き出し、最適な車を提案する。多くの中古車販売店が店側が売りたい車を売る中で、真逆の方針ですね。この経営方針が生まれたのは、社長がこれまで中古車しか乗ったことがなく「新車と性能が変わらないのであれば、安くついた分で家族と美味しいもの食べたほうがいい」という考え方だからかもしれません。

今後の展望や夢は?

 実は、将来のことはあまり考えないことにしているんです。お天道さまに恥ずかしくないように毎日を生きる。「思った結果がでないのは当たり前。七転び八起き!」という母の言葉の通り、コツコツと積み上げていきたいと思います。
 社長は"師匠と弟子"の世界で長年生きていますから、「口で言う前に背中で見せろ!」というタイプなので、息子として後継者として頑張りたいのは、社長の言葉の本質を翻訳して、社員達にわかりやすく伝えていきたいと思います。
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