城北支部
島倉 豊 会員
島倉 豊（2019年入会・城北支部）
ゆた吉株式会社（リハ楽とやま） 代表取締役
〒930-0818 富山県富山市奥田町8-26
TEL: 076-471-6647 / FAX: 076-471-6648
業種: 介護事業
笑顔溢れるアクティブなデイサービス！
ご利用者様が笑って！楽しく！元気よく！過ごしていただくためご利用者様ひとりひとりにあったサービスを提供致します。
事務局が企業訪問してきました
2019年6月に入会された島倉豊さん（ゆた吉（株） 代表取締役／城北支部）。島倉さんのニコニコパワーは、いつも周りの空気をパッと明るく変えてしまいます。
利用者さん達とドライブに行ったり美術館に行ったり、とてもアクティブなデイサービスとのこと。きっと島倉さんの笑顔と明るさが利用者さんにも伝わっているんでしょうね。
そんな島倉さんに、施設開業からの道のりや、新たな挑戦についてお話をお聞きしました！
仕事内容について
ゆた吉株式会社として「リハ楽とやま」を運営しております。機能訓練に特化したデイサービスを行っています。
8時から18時まで、日曜日、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆以外は営業しています。
スタッフは5名おります。利用者さんの1日の受入れ人数は最大18名と決められているのですが、最大18名受け入れてしまうと、現在のスタッフ数では十分なサービスを提供できないと考え、最大13〜14名までに設定しています。
開業からの道のり
2013年に設立し、丸7年になります。介護業界に入る前はトラック運転手や営業の仕事をしていました。全くの介護未経験から縁あってこの業界に飛び込み、知り合いの会社を4年程手伝った後にこの会社を設立しました。
未経験のため覚えなければならないことがたくさんあり大変でしたが、一番大切なのは人と人とのコミュニケーションだと気づき、そこは営業の仕事を長く勤めていた経験が少しは役に立っているのかなと感じています。
スタッフ5名は、看護師2名、理学療法士1名、介護福祉士2名と、全員資格を持っています。他のデイサービスでの仕事を経験している人ほど、ここで働くのは精神的にも体力的にも余裕ができると感じて頂けているようです。
弊社は朝8時から夕方５時までの勤務で、残業はありません。特別に意識して取り組んでいるわけではなく、設立当時から「定時で帰してあげたい」という、ただそれだけです（笑）
残業が無いということは同業の方からよく驚かれますが、例えば、スタッフが運動指導に当たっている時に、他のスタッフが書類仕事をしてサポートし合うというように、チームワークと効率を意識しています。
施設を開業した時から山登りを始め、今ではすっかり趣味になりました。経営者になって日々考えることが増えるにつれ、ふいに山が恋しくなる時があるんですよねー（笑）
他社との差別化に悩む中で見えてきた自社の強み
利用者さんは奥田近辺の方がほとんどで、現在50名ほどおられます。他の地域からは20人名ほどです。
ありがたいことに、設立当時はこの業種がまだ少なかったので、介護業界の中でも知名度が高く一気に情報が広まり、利用者さんも口コミでどんどん増えていきました。
設立から2年目に入った時、近所にライバル店が増えてきて、お客様の取り合いになり、他社との差別化にとても苦労しました。
そこから見えてきた自社の強みは、「運動によって認知機能が向上し、歩けるようになる」ということです。しかし、ただ歩くための筋肉トレーニングを目的とすると、人間って気持ちが続かないんですよ。試行錯誤しながら気が付いたのは、利用者さん自身が「歩きたい！」と思う気持ちが大切だということです。そのために私達ができることは「きっかけづくり」でした。
新湊の海辺や、五箇山など、みんなでドライブを楽しんだり、公園や美術館に行ったりもします。例えば、美術館に行くと、知らず知らず長く歩ける人がおられます。これは、目的が「歩くこと」から「好きな絵をたくさん鑑賞したい」に変わったからです。人は自分の好きなことのためならエネルギーが出るんですよね。
施設と家との往復生活と比べ、外出することが多いデイサービスなので、利用者さんの気分転換にもなります。そこが決め手となって弊社を選んでくださる方も増えてきました。
毎月行う定例会の時に、スタッフみんなで「今度はどこに行こうか」という話をしています。
私達は、利用者さん1人1人に楽しんで頂き、笑顔で帰ってもらいたいと思っています。「ここに来るとなんか楽しい！笑顔になれる！」と感じて頂けることが私達の幸せです。
利用者さんの中には毎日来られる方もおられますが、だいたいは週２回か3回ぐらいです。それでも友達や親せき以上によく顔を合わせることになります。運動機能が回復したら施設を卒業するというのが普通なのですが、ここは利用者さん同士で仲良くなって、「いつか一緒に旅行に行きたいね」という話もよくされています。
実際に、弥陀ヶ原ホテルにみんなで行ったこともあります。その時、台風と雪のせいで建物から出られなくなったんですが（笑）それでも 良い思い出になったと言ってもらえました。
地域のニーズに応えたい
リハ楽とやまを利用して下さる方は、介護度の軽い方がほとんどです。ですが、設立から7年が経ち、重度の方の受入れニーズが高まってきているため、次の挑戦も視野に入れています。また、現在、食事と入浴のサービスは行っていないのですが、利用者さんの中から要望も出ています。
仕組みの見直しやスタッフの増員、設備投資だけでなく、施設全体の雰囲気も違ってくるため、慎重に検討していく必要がありますが、地域のニーズにはできるだけ応えていきたいと考えています。
異業種同士だからこそ見えてくるものがある
長崎順子さん（バルーンアートスタジオブルーラビット/城北支部）からお誘い頂き同友会に入会しました。長崎さんとは同級生なんです。実はここの施設も、もともとブルーラビットさんが事務所として使っていた建物なんですよ。
ゲストとして初めて参加した城北支部の「行列ができる異業種交流会」では、色んな業種の方と会社経営の話しができて、とても刺激を受けました。同業種での集まりももちろん楽しいのですが、異業種だからこそ気兼ねなく話せることもあって、経営者の皆さんの頑張りを色々お聞きできることが魅力ですね。違う見方や考え方にたくさん触れて、学んでいきたいと思っています。
（訪問日：2019年12月18日（水） 文：事務局 河崎）
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