お知らせ
2019年
新年のごあいさつ
昨年は、異常気象による災害が大きく経済を揺さぶりました。また、人手不足がさらに激化し、地域経済にマイナス(経済成長率)を呼び込みました。さらに今年は「働き方改革」「入管法改正」「消費税率アップ」等、中小企業にとって大きな壁が待ち受けています。また、第4次産業革命と言われる大転換時代もスタートしています。
このような時代に、我々中小企業家は、進むべき道標を企業内だけではなく地域社会に示さねばなりません。このことを受けて、今年4月23日に開催する「第40回定時総会」で『第7次中期ビジョン』を発表します。 「企業づくり」「地域づくり」「同友会づくり」という3項目に沿って、それぞれ方針と数値目標を掲げて推進してまいります。この3項目のいずれかが抜けてもこの困難な時代に生き残ることは出来ないでしょう。あらためて同友会の「人を生かす経営※注1」が、経営者に勇気を、企業に活気を、地域に熱気を呼び起こしてくれると確信しております。是非、危機感と期待感を持って、総会にご参加ください。
同友会における基本的考え方「労使見解※注2」は、「働き方改革」の核心よりも、さらに高次元なステージを目指しています。働き方改革で定める長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現、同一労働同一賃金等に対し、それらを単に労働時間や休暇、賃金といった無機質なものと捉えるのではなく、これらを必要条件とした、「生きがい」「働く喜び」「職務の達成感」といった、極めて「人間らしい」ワクワクする十分条件とするものです。
また、「雇用問題」においても、女性や高齢者、外国人労働者だけに留まらず、就労困難者へも目を向けていくべきと考えます。もちろん、各社においてAI、IoTの導入も検討していきましょう。
中小企業家同友会は、皆様の企業や経営者としての道筋を教えてくれるところです。
会員企業並びに、地域経済原動力である経営者の皆様の、益々のご発展とご健勝を心よりお祈り申し上げます。
富山県中小企業家同友会 代表理事 近江清