となみ野支部
家族経営の社風で社員と共に実践
となみ野支部オープン例会
徹底したお客様のお困り事対応が信頼を得る
2月13日、砺波市文化会館にてとなみ野支部の2月オープン例会を開催、新潟同友会の(株)吉田工業 吉田智会員に「家族経営の社風で社員と共に実践」と題して報告いただきました。
吉田会員は現在の会社に入社前はパチンコ業界でお客様に合わせたクレーム対応(パターン対応)話しを聞く、謝る、なだめる、説明をしっかりとする事を身につけたそうです。その後、父親から関係する事が違う、見え方が違う、銀行とか人の対応が違う、との話しを聞き、会社を引き継ぐ事を決められました。
入社してからは、まず空気関係の人の嫌がる仕事をする、環境に関する事なら何でもする会社から何でも出来る会社へ、お客様の困り事対応からの発展、を特に大切にされたそうです。 インターネットのホームページを作る時でも商品を売る事よりも、お客様の困り事対応を中心にしました。
商品を売る事から、お客様の困り事対応(集塵機械のオーダーメイド)が自社のオリジナルサービスになり、提案力を上げる→お客様との目的の共有化→によって結果として商品が売れ、売り上げが増え、新規のお客様が増えました。
同業他社が何処も引き受けなかった宇宙航空研究開発機構(略称JAXA)のクリーンルームを手掛けた事がJAXAの信頼を勝ち取り、その後も仕事の依頼や相談が入るようになったとのことでした。
共に世界を拓く
吉田工業の知恵と提案力と実現力が吉田工業の自信、信頼、実績に繋がっています。
今後の展開として、中国を中心に海外進出を計画され、中小企業のビジネスに国境は無いと説明されました。
吉田工業の経営理念「共に世界を拓く」で社員やお客様と共に空気環境を通して世界を開拓して行かれるそうです。父親から会社を引き継いで間もないそうですが、会社を引き継ぐ事は社員と取引先様とお客様と会社の歴史を引き継ぐ事なので、会社を引き継げる事の幸せを感じているそうです。懇親会では、満面の笑顔でとなみ野支部の服部支部長と記念撮影です。吉田会員ありがとうございました。
記録:藤永栄市会員 (有)井波庄川衛生工業 専務取締役(となみ野)