城南支部
城南・城北支部、中小企業団体中央会との共催例会開催
(13/09/30)
生きること、働くこと、学ぶことと経営者の使命
<参加者の感想>
9月20日、城南・城北、中小企業団体中央会の共催例会が県民会館にて参加73名にて開催されました。今回は名古屋大学大学院の植田健男教授を報告者として迎え、「人間らしく生きること、働くこと、学ぶこと」ってどういう事をテーマとして講演頂きました。
教育の現場と経営(同友会が目指す)の現場、一見すると別世界のように思われるが、今回の講演を聞いて、その目的、現在の課題など多くの点で共通している事を痛感しました。
冒頭、教育とは「人間として自立させるための援助」と言われましたが、仕事、労働も同じ目的ではないかと感じました。また、授業とは「生徒や地域の人たちと一緒に汗をかいて作るもの」ともおっしゃいました。これも、生徒を社員に置き換えれば私たちの目指す経営と重なっているように思います。
しかし、現実は教育現場は学力、暗記力至上主義、経営の現場は成果主義、利益至上主義、どこにも人間が出てこない事に気づかされます。生きることが「あたりまえ」になっているのではないかと感じました。 講演中に山田洋次監督の「学校」が数分間流されました。個人的な話ですが先日、映画「風立ちぬ」、「少年H」を見ました。どの作品にも生きること、働くことがしっかり描かれていました。 グローバル化、大競争社会、時代の趨勢には私たち中小企業経営者は微力ですが、人間らしく生きること、働くこと、学ぶことが、つながってることは私たちが生活する地域社会でこそ実現できるのではないか? それこそが、地方都市の目指す社会ではないか?経営者の使命ではないか?そう実感する事が出来た例会でした。 ㈱神通技研 布村 仁志
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