となみ野支部
となみ野支部会員企業訪問!
さる9月22日(金)となみ野支部による会員企業訪問、見学が行われました。
まず最初に石崎家具株式会社様の工場を見学させていただき、主力商品のベビーベッドの製造工程を見学しました。
現在、石崎家具さんの売り上げの半分強を担っているベビーベッドは国内でかつて40社ほどが製造していましたが今は石崎家具さんを含め4社しかありません、しかし商品にひと工夫設けたりインターネットの通販での販売や海外向け販売の強化など他社との差別化を計ったおかげで工場は現在高い稼働率で推移しているとのことです。
工場の見学を終え、商品が展示してある店舗の方に移動しベビーベッド以外の家具やカーペットを見せていただき、また親御さんの負担にならないように工夫された高床のベビーベッドや折りたためるタイプの物など御客様のお住まい等の状況に合わせた商品アイテムなどを実際に石崎社長に実演して頂きながら見せていただきました。
また石崎家具さんの創業から現在に至るまでの歴史をまとめた本(自費出版!アマゾンで購入できます)を参加者で読みながら地域に根差す企業とはどういう事なのかを参加者全員で考えました。
石崎家具の見学を終えた後は福光才川七にある株式会社国際有機公社を訪問しました。
国際有機公社は農産物を作るうえで一番大事な土の改良を土壌診断という形で行っており、農家から預かった土を研究機関に送って分析しその結果、その農家の土に最も適した作物つくりを提案、作付するという流れを取っています、また自社商品の肥料を使ってもらう事で土壌改良が更に良くなるという流れも作っており、その他に農産物の生産、生産物を使った二次産品の企画、販売も行っています。
自社で肥料を製造したり、作ったお米を刈り取る大型コンバイン(1500万?)お米を精米する機械など農業をするうえで欠かせない機械や、それに頼れない部分の人材の確保など先行投資しなければならない部分や、人材の育成など課題はまだまだたくさん有ると吉田 剛社長は見学の際に語っておりましたが、幸い若い人材が県内外から沢山社員募集に応えてくれた、皆さん前向きに楽しく仕事をしていると語っておられる吉田社長の姿に会員皆さんは関心しきりでした。
吉田さんの様な方が日本の農業の世界に多く出てこれば農業の専業率や食料自給率ももっと上がるのではと思いました
となみ野支部 山下 泰史