城南支部
城南支部2月例会
「私たちが見えていない社会問題の現状と、中小企業の役割」
城南支部2月例会が2月24日(水)に富山県民会館で開催されました。
今回の例会は、「私たちが見えていない社会問題の現状と、中小企業の役割」として
大きなテーマを設け、城南支部地域づくりチームが定期的な勉強会を重ねながら
企画したものです。
第1回となる今回は
「社会的弱者と自社経営を救う小さな働き方改革~誰もが輝ける社会のために~」
と題してパネルディスカッションをおこなったのちにグループ討論をおこないました。
種部恭子会員(女性クリニックWe!富山 代表)がコーディネーターを務め、
パネラーは黒田保光会員(㈱K-DIC 代表取締役社長)と
会員外の講師として北嶋真人氏(児童養護施設富山市立愛育園 家庭支援相談員)をお招きしました。
黒田会員からは、自社の従業員との関わりやPTA活動・共同求人委員会での地域の学校との関わりを
通した経験を報告をしていただきました。
北嶋氏からは、児童養護施設の家庭支援相談員という仕事を通じて感じている地域が抱える問題の
現状や地域の企業への要望など普段なかなか知りえないことをお話いただきました。
報告からは、地域の家庭の生活が安定しないことが子どもたちが荒れた生活を送る原因に繋がったり、
教育が十分になされないと貧困や格差の再生産も起きてしまうこと。
また、中小企業ができることとして採用のミスマッチを防ぎ、職・雇用を安定させることが
地域の安定、地域を良くすることへつながっていくことがわかりました。
その後のグループ討論では、パネラーもグループへ入り、多様な人材を受け入れられるような企業の制度や働く職場の雰囲気づくりが必要ではないか。また、地域を守るために今できることは何かについて討論が交わされました。
会場およびZOOMでご参加の皆さま、お疲れさまでした。