全県行事
第33回経営研究フォーラム第1分科会
(23/11/16)
■第1分科会
「朝の来ない夜はない! 40億借金返済の果てに ~かっこ悪くたっていいじゃない!? 湯澤剛の場合~」
報告者:湯澤剛氏 ㈱ユサワフードシステム 代表取締役/神奈川県中小企業家同友会
神奈川で居酒屋チェーンを展開していた父の突然の死去。絶対に父の後は継ぐまいと決心していたにもかかわらず
まったく経営状況を知らず40億円の借金があることに衝撃を受ける。
もう自分の人生は終わったとどん底に落ちるも、まず5年だけ頑張ってみようと奮起
その後16年かけて全額返済することになる。
起こりうるありとあらゆる問題が自身に降りかかってきたと語る湯澤氏。
少しずつ社内を立て直し、軌道に乗り始めた矢先に店舗が全焼にあう。
もう終わりにしたいと社員に語りかけるも、社員たちは希望を捨てなかった姿を見て、再度立ち直ります。
9年目で同友会入会。存在は知っていたが、避けていたそう。
同友会で学ぶ中で、経営者は自分ひとりだけでは変われないと実感。同友会の存在が大きかった。
異業種の経営者を見て、自分の業種と比較することは非常に大切。自分の業界の常識が他業界では非常識なこともあり得る。
自分の中で大切にしていることについていくつか話されました。
自分でコントロールできないことは覚悟をもって受け入れる。コントロールできることについて考える。
社員の自発的な仕事のために経営者は「気づかせ屋」でなかればいけないと感じている。
中小企業固有の役割は社会の一部を「照らす」こと。
特定のある分野、限定した地域における深堀りは、大企業よりも優れた動きが絶対にできると語りました。
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