全県行事
第33回経営研究フォーラム第2分科会
(23/11/16)
■第2分科会
「倒産寸前から独立中小企業へ」
報告者:別所長政氏 東洋バレル技研㈱ 代表取締役/大阪府中小企業家同友会
父が創業した金属加工会社を33歳で社長就任した当時は、工場を増設するなど業績も好調だった。
しかし、リーマン・ショック直後、業績が急激に下がり、債務超過が続き代位弁済となってしまう倒産寸前の会社でした。
挙句の果てに、一社依存型(依存比率95%以上)の経営を長年続けてきた取引先から取引縮小を告げられるなど、
一社依存型の体質が経営を更に圧迫してきた。
その後、会社の債権に立ち向かうことに覚悟を決め、社長自ら営業活動に走りまわり、リードタイムも短縮しつつ、
DM発送や小さな展示会に出品するなど動き回った結果、45社との取引を繋げるまでとなり、
今までの一社依存に頼ってきた45年近く続いたメインの取引先との取引を一切お断りするまでになりました。
更には、社長自らが懸命に働く背中を社員に見せることにより、社員がそれぞれの役割を担い、自然に成長していき、
会社の業績は増収増益が続き、求償権消滅保証制度を採用されるまでの健全な経営状況となったV字回復した報告をいただきました。
~グループ討論~
「あなたは、経営者として過去5年何をしてきましたか?また、この先5年何をしていきますか?」
~まとめ~
中小企業の製造業の特有である一社依存型の経営から脱却する為に、
計画性をもって社長自らが先頭になって営業活動に動き続ければ、必ず収益性の高い経営を成し遂げられる事を学びました。
その為には、「覚悟」と「行動力」が必然ということを実感いたしました。
別所社長、素敵な報告ありがとうございました。
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