共同求人委員会
働くとは?夢とは?生きるとは?
富山商業高校でキャリアガイダンス
「何のために生きていますか?」
「なりたい大人、なりたくない大人は?」
「死ぬってどういうこと?」
「目的と目標の違いってなに?」
そんなドキッとするような投げかけがあちこちの教室から聞こえてきます。
7月3日(木)、県立富山商業高校の全3年生を対象に、同友会会員が5・7・9月の3回シリーズで授業を行う『富山商業高校キャリアガイダンス』が開催されました。
共に育つの原点として
同ガイダンスは、近い将来(半数は来年春)就職し社会に出て行く生徒さんに対して、「働くとは?」「生きるとは?」を考えるきっかけを提供することを目的に、会員経営者が実体験を交えながら語るもので、今年で9年目を迎えます。
(富山商業高校・富山県中小企業家同友会F.P.部会共催)
5月に続き2回目となる今回は、2限目(9:55〜10:45)に全8クラスで一斉に授業が行われ、クラス毎に小グループに分かれて討論も行われました。
以下に授業を担当した会員の感想を掲載します。それにしても皆さんイキイキとしています!
3年1組担当 堀 俊孝会員(堀瓦工業(有) 取締役 城北)
やってよかったの一言です。話をしてみて、いまの若い子もしっかり考えているんだなと感じました。
彼・彼女らが情熱を傾け挑戦できるフィールド(場)を、自分を含めた大人がもっと提供していかなければならないと感じました。
2組担当 松岡雄祐会員((株)オーパーツ 代表取締役 城南)
自分が絶えず心がけているのは、生徒達に授業をさせること、先生としては授業を出来るだけしない、ということです。今回はそれが半分ほど達成できたかどうか・・、次回もその姿勢で取り組みます。
3組担当 近藤哲也会員(K.D.C 代表 城南)
1回目(5月)の後に生徒さんの感想文を読み、やってよかったと思いました。
今日の討論は活発なグループとそうでないグループに分かれたので、次回どうまとめていくか、自社の社員に置き換えて考えてみたいと思います。
4組担当 桑山知子会員(富山データー機器サービス(株) 城北)
前回は時間が足りず核心の部分を話せませんでしたので、今回はそこをまずお話ししてグループ討論をしてもらいました。
どのように伝わったか・・感想文が今から楽しみです。
6組担当 中陳敬子会員(アンジェ・ド・ポー 代表 城南)
私は去年に引き続き2年目です。去年は手探り状態でしたが、今年は「高校生にわかる言葉で伝える」ことを心がけています。17、18歳の子たちはどんなことに関心をもっているか、自分も当時のことを振り返りつつ、それを話題に組み入れることで、去年よりも興味を持って聞いてくれていると感じます。
7組担当 中島勝喜会員(ホテル黒部 常務取締役 新川)
自分も今年が2年目ですが皆さんまだまだ遠慮ぎみかなと。あともう1回ありますから、さらに元気を出してもらえるよう伝え方を工夫したいと思います。
8組担当 田中幸一会員((株)田中憲石材 代表取締役 城南)
今回は同友会らしく、「目的と目標とは」を着地点に話をさせてもらいました。部活動に例にして話したところ、けっこう理解してくれたような手応えを感じました。
また時間配分もぴったりで、アナウンサーの気持ちがよくわかりました。(笑)
5組担当 黒田保光会員((株)K-DIC 代表取締役社長 城南)
今年は3年目で部会長をしています。今回は、去年撃沈した「死ぬことを考える」を再びテーマに選びました。死ぬことを知ることは、生きることを知ること。仮に今日死ぬと考えれば、自分にとって本当に大事なものは何か?を考えるきっかけになります。やや難しかったかもしれませんが、何か少しでも伝わればいいと思います。
これで2回終わりましたが、自分たちのほうが生徒から沢山の学びをもらっていいます。これが同友会の言う「共育ち」の原点なのだと思います。あと残り1回、ここまでの流れを意識しつつ、何を感じてもらいたいかを改めて考え臨みたいと思います。