全県行事
県内最大級の大討論会!経営研究フォーラム開催
参加者全員が一同に介して
11月10日(土)、呉羽ハイツに於いて第23回経営研究フォーラムが行われ、会員、行政・金融関係者、オブザーバーなど総勢113名が参加しました。
今回の最大の特徴は参加者全員が一堂に会して行った大討論会。通常のような分科会は設定せず、「売上」「利益」「お客様開拓」「新事業創造」「社内の仕組み」「人材教育」「人材採用」「事業承継」「地域づくり」という、いずれも中小企業経営者にとって無関心ではいられない9つのテーマを設定し、参加者は希望するテーマを選んで150分間とことん討論するスタイルを取り入れました。
このままではあかん! 藤原義春氏が基調講演
さらに討論の前半と後半の間には基調講演を組み入れました。講師に大阪同友会会員で(株)藤原電子工業 代表取締役 藤原義春氏をお招きし、『このままではあかん! 〜経営指針の実践で、人と地域を元気にする企業づくり』と題し講演いただきました。
創業から10年に及ぶ苦闘と挫折を乗り越え、社員と根気強く関わりながら独自技術を開発してきた経過、将来を見据えての新事業展開、大阪八尾市での地域づくりの取り組みなどなど、大討論会での9つのテーマ全てを網羅した体験談は、参加者に大きな感動と元気をもたらしました。
参加した方の声
以下、一部ですが参加者のアンケートを抜粋して掲載します。
「売上」
全ての動きがストップした現状に苦しんでいた自分でしたが、やる気とまた自分が目指していた物が再確認というか、思い出しました。右へならえの考え方は私らしくなかったので、私らしく色々とぶつかりながら、立ち向かっていく決意に繋がりました。
「お客様開拓」
新規開拓を進めていく上で、まず、自社をきちんと見つめる必要があるということ。誰をお客様にするのか、どんなサービスを提供するのか。どんな組織になっていきたいのかを明確にすることが必要だと感じる。
「新事業創造」
1社(1人)出来る事は限界がある。会社の目指すべき方向(理念)を社員と共有することが大切であり、現場の声をすいあげる(コミュニケーション)できる。社内風土が大切であり新規事業に繋がるのではないかとヒントを頂きました。社員との関係、お客様との関係は人間対人間。
「基調講演」
・経営と同友会活動が一体で動いている藤原電子工業に感服。常に考えながら、手法を継続変化させ続けることが必要だと思った。
・素晴らしい内容で参加した甲斐がありました。ここまで社員さんとコミュニケーションがとれている会社は少ないと思います。
・実体験の講演を聞くことが出来、とても強く印象に残りました。自分でも振り返らなければいけない点が多数見つかりました。今後の業務に活かしていきたいと思います。