共同求人委員会
【09.11.05】 新卒採用で会社が変わる!
~共同求人で'人づくり'~
入社2年目の若手社員が<仕事、会社を語る
さる10月9日(金)、富山県民会館において、共同求人委員会の第26回総会と学習会を行いました。
共同求人活動は全国の同友会で取り組んでいますが、富山では1985年にスタート。中小企業にとって、一社ではなかなかできない<新卒の採用と育成>を共同の力で推進し、企業経営の基盤である'人づくり'に取り組み、今回で26期を迎えます。
今回の総会後、学習会として、2社から入社2年目の社員さんの発表会を行い、
- 入社動機
- どんな仕事をしてきたか?
- 入社前の思いと現在との違い
- どんな会社になってほしいか
などを語っていただきました。
㈱サンエツの横越麻衣子さん(ギフトアドバイザー)は、1年目はサーティワンアイスクリームの店長。現在はサンエツ本店のギフトアドバイザーとして活躍中。ちょとした配慮も大切にして、顧客の満足を常に考えていると話し、「自分で考えて、発信できる仕事がしたい」と意欲をみなぎらせていました。
㈱三楽園グループの櫻井千嘉さん(旅館事業部)は、お茶や食事などのお世話をする接待業務で活躍。学生時代からサービス業に興味があり、「どっぷりとサービスにひたれる仕事」を選びました。
「旅館業に対して'大奥'的なイメージ(不安)もありましたが、入社してみると20代の社員が多く、指示を受けて仕事をするというより、社内委員会でみんなで考え、一緒に頑張るという社風が好きです」と、楽しく仕事に取り組む様子を話してくれました。
最後に、2社の社長が共同求人活動を通して、
- 労働環境整備を進め、社員が働きがい、生きがいを実感できる社風づくりを進めてきたこと
- 新入社員を定期採用することで先輩社員が育ち、幹部社員となって自社を支えてくれていること
など、新卒採用の意義や今後の展望を語りました。
今こそ、新卒採用に取り組もう
共同求人委員会では、2011年3月卒業予定の大学・短大・高専・専門学校生などの採用をめざす活動をスタートさせました。
企業業績の低迷から雇用を取り巻く状況は厳しさを増しており、県内の有効求人倍率は0.44(7月、原数値)、高校生や大学、専門学校などの内定率の低下が深刻な問題となっています。
しかし逆に考えれば、中小企業にとっては、自社の理念や社風に合う人材を見つける絶好のチャンス。少子化、高齢化が進行する中、いずれ景気が回復し、人材難の時が来るとすれば、今こそ'人づくり'に力を入れる時ではないでしょうか
これまで中途採用中心に取り組んでいる方、初めて新卒採用に取り組んでみようという方、ぜひ<共同求人>に参加して、魅力ある企業づくりに共に取り組みましょう。