政策委員会
本年度県への政策、要望を提出、県商工労働部長との懇談会開催される!
10月31日午後2時30分より富山県庁商工労働部長室において、商工労働部長並びに担当課長らも出席されて、富山同友会三役、並びに事務局との懇談会が開催されました。本年度で4回目となりますが、ちょうど本年、県商工労働部長が変わられて間もないことから、開催が行えるか心配も致しましたが、新部長、伍嶋二美男氏は、地元上市出身で、奥様も教員でお世話になった方もあったり、小柴副代表はじめ面識のある方も多く、今回快く応じていただき、和やかな中にも同友会はじめ中小企業の抱えている問題点、政策提言についてもしっかり受け止めていただき、予定の1時間を超えた大変有意義な懇談会となりました。
富山県商工労働部からは、伍嶋 二美男部長、理事で商工労働部次長の猪俣 明彦氏、同じく次長の柿沢 昌宏氏、経営支援課長の菊地昌寛氏、まちづくり課長、飯田 裕氏が出席されました。
富山同友会からは、近江 清代表、高橋 賢副代表、小柴 順子副代表、玉崎事務局長、山崎政策局長、天野政策委員長の6名が出席しました。
冒頭近江代表から挨拶され、商工労働部長のあいさつの後、山崎政策局長から、今回の提言内容について説明があり、小柴副代表からは、本年6月に開催された女性経営者全国交流会開催協力のお礼、或いは本年12月に予定している富山同友会主催の夢づくりフェスタの開催案内をさせていただいた後、本題の中小企業の抱えている諸課題について、要望いたしました。
富山同友会からは、やはり1番目の課題は、求人難に伴う採用難の問題。または社員共育のこと、技術職、職人さんの後継者づくりのこと、労働環境改善に対して協力支援。また学生のキャリア教育の問題。地元中小企業に関心を持ってもらえるよう、いろいろな部署から対応をしていただきたいなどと要望されました。
商工労働部長からは、詳しく提言内容が書かれていて、特に会員からの声などは、とても参考になりますとお答えになられました。今後の産業振興、県の事業計画に多少なりとも生かしていかれることを確約され、継続はやはり力なりと感じました。
商工労働部各担当者次長、課長さんからもそれぞれ取り組んでおられること課題などをお聞かせいただきました。経済産業省から出向されておられる猪俣次長さんは、「国の事業承継を柱とする、中小個人企業の生き残り策に特に重点を置かれていること」「地方創生は中小企業が元気にならなけれは、到底達成できないので、今後それぞれともに連携を深めて政策を進めていきたい」と言われました。また、経営支援課長の柿沢さんからは、事業承継の実例を交えたセミナーを開催している旨の報告がありましたが、挙げられた5社の企業は、全て同友会会員企業だったので、富山同友会の存在感がアップした感じが致しました。
政策委員会としては、本年度初めての投稿となりましたが、地域づくりの課題はなかなか奥行きが深く、すぐには成果は出ません。しかし地道に活動を重ねることで少しづつ結果が生まれてきています。経営者としての勉強、企業づくりは、もちろん最重要の取組みだと思いますが、地域がよくならなければ、自社も生き残れないこともよく分かられると思います。あまり目立たない委員会ですが、今後とも温かい目で、ご支援のほど宜しくお願いします。 文責 政策委員長 天野 修一