共育委員会
2018フレッシュマン・チャレンジリーダー合同フォローアップ研修
2018年12月5日(水)に共育委員会主催による、「フレッシュマン・チャレンジリーダー合同フォローアップ研修」を開催しました。
今回は、4月に入社した新入社員たちを対象とした研修の最終回です。20社37名の、入社一年目の社員さんたちが参加してくれています。グループ長のもと、前回研修から今回までの実践内容を互いに報告したり、習慣化のための今後の取り組みを共有し、各自、「3年後の自分」像をイメージングしました。
まず初めに「前回からの実践報告」。7月に行った2回目の研修でたてた目標を、会社でどんな風に実践したか、また実践出来なかった部分はお互いにアドバイスし合っています。
「社員さんに期待することは何か」というテーマで、十全美装㈱ 代表取締役社長 澤田慎之介さんにお話し頂きました。澤田さんは昨年初めて新卒採用に挑戦し、今年4月に新卒の女性社員が入社されました。それがきっかけで自社の労働環境を見つめ直し、誰もが働きやすく、やりがいをもって働いてもらえる会社づくりに踏み出すことができたというお話でした。同友会の"共育"という言葉には、社員と経営者が"共に育ち合う"という意味が込められています。経営者、社員、それぞれの立場でより良い会社にするためお互いに成長していくことが、より良い地域づくりにつながるという目的につながっていきます。
澤田さんは経営者としてだけではなく、社会人の先輩として自身の失敗談も交えながら温かいエールを送ってくださいました。
また、今回の研修は、新入社員向け研修とは別に通年実施してきたチャレンジリーダー研修を相乗りさせる形のジョイント研修になっていて、リーダー層が新入社員層に働きかける場面が印象的でした。
「私は、リーダーには若手に関心を持って寄り添う身近なメンターとしての役割を期待していますし、新入社員層には、いざとなったら助けてもらえるというリーダーや会社に対する信頼と、だからこそ生まれる報恩の心を持ってほしいと思っています。by 赤池委員長」
チャレンジリーダーは入社から3年~5年ぐらいの方が対象で、ちょうどこれから後輩の育成や、部下をもつ立場になっていく方々です。リーダーとは周りに良い影響を与えられる人と定義し、研修で学んだリーダーシップの在り方をグループ討論の場で実践して頂きました。
グループ長とは討論の進行役です。みんなの意見を引き出し、共通認識にまで落とし込む作業は経営者でもなかなか難しいですよね・・・それでもチャレンジリーダーの皆さんは果敢に挑戦し、和気あいあいと討論を進めることができました!
討論終了後、チャレンジリーダーの皆さんは「グループ長をやってみて」というテーマで意見交換しました。なかなか自分の意見を話してくれなかった...会話のキャッチボールにならず、すぐに話が終わってしまう...などの課題が出ましたが、それらは仕事上でも必ず突き当たる壁です。
うまく討論をリードできた人が心がけていたことを聞き、お互いにアドバイスし合いながらどうやって壁を乗り越えればいいかを真剣に議論する姿は、もうすっかり逞しいリーダーそのものです。
共育委員会主催の研修は、専門のセミナー講師を招いての研修ではなく、会員企業経営者による手作りの研修です。製造業、建築業、サービス業など、様々な業種、様々な規模の会社が集まり、それぞれの社員教育に対する思いを出し合いながら研修内容を作り上げています。
最も大切にしているのは先ほども述べた通り、"共に育つ"という考え方。研修には社員と一緒に、必ず経営者または上司の方に参加して頂いています。
企業側アンケートより抜粋:
・年代や階層が近い者を集めると会話量が増える。段階ごとでリーダーシップがとれる社員育成を行っていかなければならないと思いました。
・社員がたてた「3年後の姿」という目標を、実現させてあげたい。
・社内では見かけない一面を見ることができた。
最後は全員で懇親会です。3回にわたる研修で皆さんとても仲良くなりました。会社を超えて、みんなにはこんなにたくさんの同期がいるということを心の支えに、これからも頑張ってもらえたらなと思います。
次に会う時はチャレンジリーダーとなって、ひと回り成長した姿を見せてくださいね!
ちなみに、料理があっという間になくなるほど、皆さんさすが食欲旺盛(笑)半日間の研修、お疲れ様でした。
(文:共育委員長 赤池、事務局 河崎)