となみ野支部
「教える時代は終わった」となみ野支部12月例会開催!
12月2日月曜日、砺波市農村環境改善センターで「教える時代はもう終わった ~自ら育つ社員づくり~」と題して、今回は会外講師として富山大学人間発達科学部准教授 福島洋樹氏をお招きして講演をしていただき、その後グループ討論では社員に「やる気を出させるには?」をテーマにグループでいろいろな意見を出し合い討論しました。福島准教授は自ら指導する富大陸上部において地方国立大学の陸上部としてインカレや五輪代表選考会などで多くの入賞選手を輩出しており、選手を指導する過程で選手自ら率先して記録向上を促す、やる気にするための言葉や仕掛けを重視した指導を行っているそうです。講演の中ではゲーム感覚を取り入れた物もあり、普段の例会とは違った雰囲気となりました。会員もいつもとは違う流れに戸惑いもありましたが、ゲストで参加された方にはどう映ったでしょうか。
グループ討論では社員づくりに対して、自社での経験など様々な意見や悩み、提言などが会員、ゲストの間で話し合われました。
社員のやる気を導き出すには、ずばり給与や賞与、休暇といった所謂ニンジンみたいなものが必要と言えばそうかもしれないが、まず社員が会社から与えられた仕事の意味、意義やなぜ会社は自分に大事な仕事を任せたのかといった仕事に対する責任感、使命感と命じる上司側の依頼、命令を発する時の言葉がいかに社員に成長を期待しているか、そして上司は社員の仕事上の失敗にどれだけ寛容で居られるか(失敗の中身にもよりますが...)社員は仕事のスキルを成功と失敗を重ねながら向上を重ね、上司は社員の成功と失敗を平静に見つめて対人スキルを上げていくというのが企業での社員づくりではないかと思いました。
となみ野支部幹事長 山下泰史