共育委員会
2020幹部と共に描く未来年表講座
第3講
(20/11/12)
2020年7月より開講した『幹部とともに描く未来年表講座』の第3講が11月11日(水)に開催されました。折り返し地点の第3講では、「自社の財務状況を知る」という実にセンシティブなテーマ設定がされています。
この日に向けた課題として、受講各社には、機密保持誓約書を提出していただき、過去15年分の損益計算書を開示してもらい、そのなかでも特に大切にしたい財務分析指標として、自己資本比率や経常利益率、労働分配率などをまとめてもらいました。
研修では、過去15年分の実績をもとに今後の5年間をどうするか、会社ごとに経営者と幹部で協力して、未来の財務分析指標を策定してもらいました。
それを会社ごとに発表してもらうなかで、より実効性のあるものとするべく、税理士を含む講師陣から具体性を求める厳しい質問が飛びました。
経営者が財務状況を公開することには相当の覚悟が必要だったでしょうし、見せられた幹部も身が引き締まったことでしょう。
そもそも、各社、課題を作成するのに平均して10時間程度を費やされたそうなので、かなり歯ごたえのある研修になったようです。
しかし、委員長挨拶にもありましたが、もとより経営者と幹部が心を合わせることは並大抵のことではありません。そんななか、この研修を機縁として、苦労してでもこの先の未来予測を共有できたということに、計り知れない効能があると信じてやみません。
続く第4講は、今回の財務分析に立脚した自社についての再研究です。次回までの2ヶ月間、社長と幹部で、勘と経験と度胸から脱却した、エビデンスに基づいた経営分析をしていただきます。
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