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城南支部

「秋の大芋煮会と福島の今をもっと知ろう会」
に参加して

(13/11/05)

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 10月18(金)〜20日(日)の3日間、「秋の大芋煮会と福島の今をもっと知ろう会」と銘打ち、城南支部有志13名が福島県を訪問しました。これは今年4月の支部総会へ、福島同友会の福原修一社長(福島同友会副理事長)にお越しいただいたことがご縁になり実現したものです。
 以下に、参加者を代表して城南支部長の新村博明会員の感想を掲載します。
 
◆日 時:10月18日(金)〜20日(日)
18日(金)5:30富山発==13:30被災地視察==福島同友会さんとの交流==市内泊
19日(土)10:00「秋の大芋煮大会」出場==東山温泉「向瀧」泊
20日(日)8:30東山温泉出発==(一部観光)==17:00頃 富山着

「秋の大芋煮会と福島の今をもっと知ろう会」に参加して 新村博明

第1日目 10月18日

 早朝5:30分流杉ICを11名で出発しました。若干2名は寝坊して起こされていましたが・・・(若い人は朝が苦手ですね)でも定刻でした。
 ①福島地区のグループ会を自分の目で見て学ぼう②福島の現状を確認しよう③無事に帰ってこよう、の目標を立てました。そして目的は「城南支部の絆を深めよう」でした。

 バスに乗って早速の早朝討論では、フォーラム第3分科会グループ長候補の決定と、第6次中期ビジョンの確認と意見交換をしました。早朝からテンションが上がりました。
福島駅で坂井さん・荒谷さんが合流し総勢13名になり、これで全員揃いました。
 
 南相馬の北洋舎クリーニング社長高橋美加子さんの会社にお邪魔し、1時間ほどお話を伺いました。冨山でテレビを見るのと当事者の方から聞くのでは、やはり全く違っていました。原発の爆発の音が聞こえたことや、富山に疎開している家族のこと、社員の休みが取れない現状など・・・高橋さんの話は熱く、伝えたいことに限りはありませんでした。

最後に永森さんが質問しました。
Q:原発事故の後、今から思うと事故前に「あんな事しとけば良かった、こんなことしとけば良かった」と言うことがあると思いますが、それを踏まえて富山県の私たちにアドバイスはありますか?
A:何かをしようとする前に、まずは富山を知って下さい。調べて下さい。自分たちを見直し、宝物を見つけてください。

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南相馬の沿岸部に移動中の風景です。2年半たってもそのままになっている田畑と除染された田畑の土がシートに包まれています。この先どこに行くのでしょうか?

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観音様の前でおまいりしました

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津波のすさまじさ(家の基礎だけ残っている)

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 20キロ圏内の、今は閉じている駅と誰もいない街並みです。屋根にブルーシートが掛かっているのが痛々しい。1台車が止まっているのは家を直しているのです。いつか人が住めることを祈って、花壇に花を植えている方もおられました。写真は撮れませんでした。

 晩には、福島同友会13名と交流会をしました。渋谷会長・福原副理事長(4月に冨山に来て頂いた方)を始めとした委員長・グループ長の方々とグループ会や自社のことを熱く語りました。2次会は福島の方で支払って頂き、全く持って申し訳ないです・・・

第2日目 10月19日

 福島地区第29回どうゆう祭り(10月例会)秋の大芋会PART8に参加しました。
冨山同友会を入れて12種類の鍋と、福島大学の学生さんや委員会が出しているブースは20箇所になっています。

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社員や地元の方々を含め900人近く集まりました。11時の開始から終了の4時頃までステージは鍋自慢・大道芸・コンサート・餅つき大会・抽選会などいつも何かの催し物があり、飽きさせない気配りが感じられました。
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 森田代表の計らいで東山温泉・向瀧に泊まりました。この旅館は有形文化財で昭和天皇を始めとした数々の著名人が泊まった旅館です。その素晴らしさを堪能し、今回の福島同友会のおもてなしや鍋祭りの感想を出し合い、熱く語り明かしました。

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第3日目 10月20日

 最終日は飯館山(白虎隊自決の地)、白虎隊記念館、鶴ヶ城、「八重の桜」大河ドラマ館の観光をしました。帰りの車中は今回の学びから城南支部の将来を語ってきました。

まとめ

 震災から2年半が経ってやっと動いた自分に恥ずかしさを感じました。福島は日本で3番目の被爆地になっていたことを忘れていました。宮城や岩手、青森や北海道・千葉に至るまで被害地でした。福島同友会の方々は前向きで元気でマイナス言葉を発しない。そしておもてなしの心でいつも楽しそうにしていました。それはすべてを失ったからそうなった訳ではありません。比べることはしない。自分たちの良いところを発見できたからそう出来るような気がします。
 子供達の未来のために、私たち大人の姿勢が問われています。富山の人は否定から考えたり、マイナスの言葉が多いような気がします。自分もそうです。意識すると「えっつ!」と思うことが多い今日この頃です。今回の学びはここでした。実践はもう始まりました。

 帰りのバスの中で討論した結果、福島のあの明るさ・元気の源は「感謝」でした。これからの城南支部は、マイナス言葉は言わない。集い合うお互いを感謝し、「富山」という地域に感謝し、みんなで「ありがとう」を言い合おう!という事になりました。
 今回同行して頂いた皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

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