となみ野支部
6月度となみ野ビジネス交流委員会企業見学会(縄合屋)
6月29日(金)となみ野ビジネス交流委員会の会員企業見学会が行われました。見学先は城南支部会員の㈱縄合屋(折橋由紀会員)様と㈱ハマデン(浜松都子会員)様の2社です。第一回目は縄合屋さんです。
射水市北高木の工業団地の一角にある縄合屋さんは主に神社の鳥居や本殿に付ける注連縄(しめ縄)を製作しており、巨大な物から神棚に取り付ける小さな物まで様々な大きさのものを手掛けています
↑工場全景。
↑注連縄の材料の化繊の縄です。自然の藁は今や全く手に入らない為、受注する商品は全て化繊で作ります
↑材料の化繊を機械で寄り合わせて行くことで強度を高めて行きます。ちなみに機械化されている工程はココだけで後は全て手作業です。
以前は注連縄以外にホタルイカの定置網も作っていたそうですが原料の自然藁が入手困難なためにあと二年ほどで撤退し注連縄に注力されるそうです。注連縄のほうはおかげさまで受注が安定して入って来ており見学したこの日は従業員の皆様がそれぞれ製作にあたっている状態でした。
自然藁が手に入らなければ注連縄もおのずと化繊で作ることになりますが、化繊で作る事で耐用年数も長くなり最大15年程度持つとの事、でもあまり耐用年数が長くなると交換時期が伸びて商売にならないのでは?という会員の質問に対して「一度手がければ、また同じ方から作って欲しいと言ってくれるし一つの神社のしめ縄が新しくなると回りの口コミで新規の依頼が来ることもある」と折橋会員は言っておられました、また以前は大きい物でも宅配輸送で取り付けも現地に任せる事が多かったそうですが、実際に現地に行って取り付けも行う事でその土地の神様を守ってきた地域の人たちの、これで神様も喜んでくれる、また神社を守れるという安心の笑顔を見る事が出来るので今では可能な限り現地まで自らしめ縄を運び取り付けも行うそうで、そういった気付きや行動で企業や製品への信頼を得られているのだと思いました。
縄合屋さんの見学を終えた我々は次にハマデンさんに向かいました。(続く)
となみ野ビジネス交流委員会 副委員長 山下泰史