城南支部
ダイバーシティ大学第4講
2月8日(水)にダイバーシティ大学第4講をサンシップ富山にて開催しました。
「誰も取り残さない共に暮らせる共生社会を創る」をテーマに全5講の学習会を開催します。
各講ごとにそれぞれの専門家の講義があり、どの回からでもご参加いただけます。
また、会員のみならず、一般の方のご参加もお待ちしておりますので、
ご友人・知人・社員さん・ご家族などお誘いのうえぜひともご参加ください。
講師は沙魚川万紀子氏
(高岡DV被害者自立支援基金パサパ 代表/しんぐるサポート)
射水市役所勤務でのひとり親支援・女性相談員を経て、DV被害者の自立支援やシェルターの運営をおこなっています。
「社会の仕組みからこぼれた子ども・若者をどう支える?」と題して、
支援に携わっている2つの事例報告を中心にご自身の活動についてお話しいただきました。
就労もままならず、すぐに転職を繰り返す。生きづらさから社会とのかかわりを保てない。
DV・いじめなどの辛い経験から苦しんでいる。
50代近くまで生きてきて、自分が障害者であるとはなかなか受け入れられない。
就労支援事業所でも人間関係に苦慮し、うまく続かない。
自分の子どもたちも同様に生きづらさを抱えている。自立への道がなかなか見えてこない。
家庭のつながりが機能不全に陥っている。
ひとつひとつの事例の中で多くの問題が見られます。
社会から孤立した障害のグレーゾーンで生きる人たちへ差し伸べられる手はあるでしょうか。
グループに分かれた話し合いのなかでは、
自分たちの身近にも見えない生きづらさを抱えている人はいないか。
知らないとすべて同じ枠で物ごとをとらえてしまう。知ることではじめて考えを新しくできる。
血液型のようなひとりひとりの特性と感じられるように、それぞれに合わせた働き方ができないか。
地域社会で支える取組みを自分ごととしてとらえていこうと意見が出ました。
講師を務めていただいた沙魚川様ありがとうございました。
参加者の皆さまお疲れさまでした。
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第5講 2023年 3月8日 (水) 18:30~20:30 サンシップ富山701号室(予定)
講師:鮫島梓 氏(女性クリニックWe富山 医師) テーマ:「性的マイノリティの生きづらさと必要な支援」