城南支部
ダイバーシティ大学第5講
3月8日(水)にダイバーシティ大学第5講をサンシップ富山にて開催しました。
「誰も取り残さない共に暮らせる共生社会を創る」をテーマに全5講の学習会をおこないました。
講師は鮫島梓氏(女性クリニックWe富山 医師)
「性的マイノリティの生きづらさと必要な支援」と題し、産婦人科医としての経験をふまえてお話しいただきました。
まずマイノリティとはなんでしょうか。人と違う少数派だなと意識する部分はありますかという問いかけから始まりました。
例えば業種により女性が多い職場では、男性はマイノリティな存在と考えられます。
状況に応じて誰もがマイノリティになり得るものです。
性のカテゴリーは「身体的・社会的・関係性」の3つに分けることができます。
LGBTQという言葉はどれだけ社会に浸透しているでしょうか。正しく人に説明できますか?
セクシャルマイノリティの問題は非常に見えづらいことが問題です。
自分に見えていないことは「社会に存在しないこと」と同じですか?
ある日突然、社員から悩みを打ち明けられたら何と答えられるでしょうか。
セクシャルマイノリティについて正しい知識を持たないまま、イメージ先行で話をしてしまうことはないでしょうか。誰もが知らないうちにこれまで身近な誰かを傷つけてきた可能性があります。
最後は講師の話を受けてのグループ討論「あなたの職場に性的マイノリティの人がいたら、もしくは入社したらどんなことに困るでしょうか。何ができるでしょうか」と感想を交えながら話し合いました。
まずは正しい知識を身につけることから始めましょう。
多様な価値観を認め合う社会、居場所づくりを目指すためにひとりひとり何ができるのか理解を深めましょう。
講師の鮫島先生ありがとうございました。
ご参加された皆さまお疲れさまでした。