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城南支部

中村 友美 会員

中村 友美(2024年入会・城南支部

中村  友美
一般社団法人日本EQラボ協会 代表理事

〒930-0044 富山県富山市中央通り2-3-22

TEL: 080-1958-7072

業種: 企業向けの新入社員研修、幹部社員研修、一般の方に向けたセミナー

人生を豊かにするきっかけに ~研修講師として目指すもの~

自分の力に気づくきっかけさえあれば、だれでも輝くことができる!

事務局が企業訪問してきました

今年2024年7月に入会された新会員、

城南支部に所属されている中村 友美さんのご紹介です。

事業内容や同友会に入会されたきっかけ、今後の目標などをお聞きしました。



前回掲載させていただいた記事はこちらから↓
https://toyama.doyu.jp/member/000942.php


【事業内容】

企業向けの新入社員研修、幹部社員研修、一般の方に向けたセミナーなどを行っています。コミュニケーションを重視した研修内容が中心ですが、心理学やソーシャルインテリジェンス、フェムケアについてもお話させていただくことがあります。

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ー一般の方向けに開講されているセミナーはどういった方が受けられるんですか?

主婦の方やお勤めされている方など様々ですが、何か新しい一歩を踏み出そうとしている人だったり、EQを高めていく上で必要なことを学びたい方が受講されています。

高岡市にあるTASU(高岡まちなかスタートアップ支援施設)からお声がけいただき、女性起業家や女性活躍推進のためのサポーターとしても活動しています。

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【起業のきっかけ】

2024年5月に一般社団法人日本EQラボを立ち上げました。

日本EQラボでは主に社員研修を中心に活動していますが、起業したきっかけは、3年前に"フェムケア"と出会ったことです。

元々は7年間愛玩動物看護師として働いていたのですが、結婚・出産を機に退職、夫の転勤で富山から茨城に引っ越しをしました。ある日、子どもと二重跳びをしていた時、初めてマイナートラブルを経験してしまい・・・二人目を出産したあとのことです。出産を経験した女性にはよくあること、とはいえ、自分にとってはとてつもなく衝撃的な出来事でした。

まだ30代なのに、もしかしてこれから一生続くの!?と真剣に悩んでいたときに出会ったのがフェムケアです。当時ちょうどフェムケアという言葉が世に出始めたころで、茨城県で助産師さんや産婦人科の先生が立ち上げた、フェムケア講師養成講座の第0期生に応募し、自分のための学びとして、そして自分のように悩んでいる人の力になりたいという思いから、講師の道に進むことにしました。

20歳頃からなんとなく起業への憧れがあったものの、ずっと踏み出せずにいましたが、愛玩動物病院勤務時にお世話になった女性院長が、人としても女性としてもとても尊敬できる方で、その方の影響もあって、私もいつか女性の自立に取り組んでいきたい、女性のための事業をしてみたいという思いが自分の中で大きくなっていったんだと思います。結婚出産を機に家庭に入ったこと、夫の転勤、体の変化などを経験し、自分の人生を改めて見つめ直すことができました。

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ーフェムケア事業を始められたのが最初だったんですね。

そうなんです。フェムケアの講師を続けているなかで、女性の悩みの根源はもっと深いということに気がつきました。どうすればもっと悩みに寄り添えるかと考え、心理学にたどり着いたとき、知り合いの方に一般社団法人日本ハピラボ協会 心理カウンセラーの伊藤先生を紹介していただいたんです。それが約2年前のことで、伊藤先生と出会ってから「講師をやってみないか?」とお誘いいただき、心理学を学びながら講師としての経験も積み始めました。

そして、夫の転勤で富山に戻ってくることになり、今年5月に一般社団法人日本EQラボを立ち上げました。

【大切にしていること】

研修内容は全てオーダーメイド。社員研修で求められるテーマで一番多いのはやはりコミュニケーションですが、コミュニケーションという言葉一つとっても、色々なイメージがありますよね。毎年新入社員研修に入らせていただいている企業様でも、その年その年で課題は違いますし、また時代によって求められるコミュニケーションスキルは違ってきます。

お客様が求めるイメージと、こちらが考えるイメージに相違が発生しないよう、しっかりとしたヒアリングを大切にしています。まずは経営者や人事担当者のお話をじっくりとお聞きし、悩みや課題を整理します。その上で、会社をどうしていきたいのか、社員さんにどうなって欲しいのか、研修を受けてどんな気づき・変化を望むのか、ということを明確にし、一緒に研修内容を構成していきます。

研修の中で「気付き」があるかどうか、これが最も重要です。セミナーや勉強会でどんなに素晴らしい話を聞いて、知識やスキルを学んだとしても、その人自身に気づきがなければ、その人自身の力にはなりません。大切なことを伝えたあとに、それをどう活かしていくかといったワークを必ず取り入れています。

ある企業で次世代リーダーシップ研修を行った際に、「本当はリーダーになんかなりたくない」という方がいらっしゃったのですが、研修後、「この研修を受けて、リーダーになるということは、責任や仕事が増える、重荷という受け止めだったが、リーダーになるということは自分の人生にも活かせるということに気がついた。仕事の経験も家庭での経験も、全て自分の人生を豊かにするための過程になるということを学べて良かった」という感想をいただきました。

人生を豊かにする、少しでもそのお役に立てたということがすごく嬉しかったですね。

外部講師に出来るのはあくまできっかけづくり。その社員さんのように自ら気付いて、周りに発信できる人を会社内部に増やしていくことこそが私の夢です。

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【同友会入会のきっかけ】

秋本 恵里奈さん(㈱kahuna 代表取締役/城南支部)の紹介です。秋本さんとは富山エンマルシェというイベントがきっかけでよくお話しするようになり、富山の経営者が学びあう場があるからきてみたら?と誘われました。元々もっと学びたいという思いがありましたし、同友会を知る会に参加させていただくと、会員の皆さまの雰囲気がすごく良くて。すぐに入会を決めました。

「絶対参加してみて!」とオススメされた、城南支部の地域づくりチームが企画・運営しているダイバーシティ市民大学に実際参加してみると、私自身の活動に共通する女性の体や気持ちの変化などのお話があって、すごく勉強になりました。講師だった同じ城南支部会員の種部 恭子さん(医療法人社団藤聖会女性クリニックWe富山 代表/城南支部)のお話しに引き込まれてしまいました。

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【今後の展望】

まずは北陸での認知を高めていきたいですね。

昔から「富山県の女性は働き者」とよく言われますが、まだまだ自分の力に気づいていない方が多く、活躍の場が少ないと感じています。自分の力に気づくきっかけさえあれば、どなたでも輝くことができると思いますし、そういった場を作っていくことが、私がお役に立てる1つの方法なのではないかと。

同友会のグループ討論に参加させていただいた際にも、「男には女の考えていることが分かんないんだよね」という悩みも聞かせていただきました。男性経営者に向けた女性社員とのコミュニケーションについて学ぶ機会があればいいなと思いますし、私自身の経験や知識からその橋渡しをしていきたいです。

そして、一緒に講師として活動できる方を今後3~5年ぐらいかけて増やしていきたいと考えています。

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(訪問日:2024年10月15日 文:事務局 河﨑・岡本/写真:事務局 岡本)

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